第九章「ひきこもり剣士」③
明日が、十五夜ですか。
私メにとっては、今夜の店番を終えれば、休み!!。
う~~ん、今週は脚への負担がオオキイ・・・・。
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第九章「ひきこもり剣士」③
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、
「新米館主・御仮屋睦」の目次ーFC2小説
を是非に。m(__)m
話が、なかなか続かない。それでも、慎三郎はへこたれない。
「いい匂いだ」
「うん?。なに?」
睦は、どこかで花が咲いているのかな、と思い、聞き返した。
「あっ・・・。あんたの匂いが、だよ」
「もうっ!!!。私だって、一応女の子なのっ。・・・傷つくよ・・・・。
それじゃあ、いかにも、私って“臭い女”じゃない・・・・」
「あっ・・・・・あ・・・・・、ごめん。
“匂い”じゃ、失礼か・・・。うん、いい“香り”だ。
男にとっては、とても魅力的で、かつ刺激的な香りだ。」
「自分じゃ、よくわからない・・・」
「そうだろうな~~。うん、これも正直に言おう。あんたと初めて近くで
面とむかった時、瞬間にして、下半身に疼きを感じた」
「だからっ!・・・。それじゃあ、いかにも私がエッチな女じゃない・・・」
「ふふふ・・。怒った顔もかわいいよ。
そうだな・・・・。そうだ、
She is clothed good fragrance,
And,
It is to be her armor.
(彼女が纏う芳香は、彼女の鎧となる)
こんな感じで、どう?」
「あっ。英語、上手いんだ?」
「あっ、実はオレ、バカにされていたとか・・・。
オレだって、元予備校の講師だぜ。英語だって、教えていたんだぜ」
「そうだったんだ。私も、短大は英語科だったの」
「そうだってね。おふくろから、事前に聞いていた。英語が、好きなんだ?」
「そう。とっても好き」
やっとこ、二人の会話は、滑らかに進み始めたのだろうか。
(つづく)
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