« 2007年10月 | メイン | 2007年12月 »

2007年11月

2007年11月30日 (金)

「地方債の元本返済が始まれば・・」

0711301s 勤め先のクリスマスツリー。あああ・・・、もう1年が経過したのでありますね・・・。

0711302s 貧乏投資家にとっては、嬉しいクリスマスプレゼント。東北電力から、配当金の支払通知書が参りました。・・・・・・、クリスマスまでに、含み益領域へ浮上してくだされば、4倍嬉しいのですが、さて?

======================================

 (ここから「メモ帳」使用部分です)

 さて、ジュラキさんから頂いたコメント、あくまで私の勘ですが、
ジュラキさんは、銀行がどうのこうの、よりも、以下の部分、
『・・・・
10年後、描けないと方向性失いますよね。これは自治体も同じ。
財政が悪い、公務員の賃金がカット(当然?!)。結局、行政が出来ない
部分って民間にしわ寄せがくるんです。地方債の元本返済が始まれば、
今以上に事業費は削られ、民は今以上に苦しむのです。二極化はさら
に拡大されます。・・・・・』

 鹿児島県の財政事情について、問題提起をしてくださったのかな~
と推察させて頂きます。

 で、またまた脱線。鹿児島県庁のホームページをうろちょろ・・・。
主に「平成19年度 合同IR説明会資料」より、数字を抜き出してみま
す。

 平成18年度一般会計決算より

歳入8,469億円 そのうち県税等自主財源2,503億円(29.6%)
                 県債1,102億円(13.0%)

歳出8,383億円 そのうち普通建設事業費2,102億円(25.1%)
                       災害復旧事業費  178億円( 2.1%)
(上記2つがいわゆる投資的経費で、ジュラキさんがおっし
ゃる「事業費」であるかな・・   小計2,280億円(27.2%)

(「県の借金返済額である」) 公債費1,387億円(16.5%)

この数字を頭に置いてっと・・・・
 平成18年度県債残高          1兆6,159億円
(私ごとき素人は、頭がこんがらがってくるのですが・・)
そのうち“国が、借金の肩代わりをしてくれるという”「交付税
措置額」を除いた、実質負担分        7,458億円

  借金を返した分「公債費」-新たに借金をした分「県債」
               =285億円
 1兆6,159億円に対して、285億円。約1.8%ですか・・・。

 さらに、絶望的な数字を抜き出さなければなりません・・・。

0711303s
 「公債管理ダイジェスト」という別ページに、「公債費(で
すから、“借金を返した額”ですね)の推移」という棒グラフ
が紹介されているのですが、
 平成18年度の借金返済額である、1,387億円のうち、元金分
1,115億円、利子分272億円とのこと。

 285億円って、結局、せいぜい利子をやっとかっと支払って
いるだけでアリマス!

 平成17年3月に「県政刷新大綱」が策定されているとのこと
ですが、その内容がイカニ!県民に“痛み”を与えるもので
あるか・・・・・、恥ずかしながら、今日、自分は知りまし
た・・・・・・。

(ここから先は、あくまで“ブラック・ジョーク”として読ん
でくださいネ)
 それでも、「“民”は、“官”より逞し」。
 自分は、あんな伊藤さんが首長である鹿児島県当局よりも、
○○さんがお勤めの「△銀」を、断固応援します。
                                                     

2007年11月29日 (木)

“魔の木曜日”でした・・・

 ふっと、気が付けば、今日は“魔の木曜日”でした・・・・・・・(夜7時から、市役所で会議でアリマス・・・)。脱力。

  で、今日は、写真を3枚で、オヤスミナサイ!

0711291s 昨日は、おりゃあ~~!!!、やってやりましタッセ!ショーウィンドウの展示替え。これで、お正月を通り越して、2月頃までは有効であるカナ・・・・。

 で、ふと気が付くと、昨年と同じ写真を展示してしまっていたり・・・・。

0711292s  いつまでも夏だった・・・・・の今年の秋というイメージですが、それでも、イチョウの黄葉は、昨年より1週間ほど早い?

0711293s 取り壊しが終わってみると、こんな小さい川べりの土地。

 さて、ジュラキさんのコメントに、真摯にお答えしなければならない訳ですが・・・。

2007年11月28日 (水)

「シンジケート団」

0711281s  実り 実り過ぎて ちょっと お疲れ気味? ポンカン(?)の木

  やっほ~、わが“愛し”の保有銘柄・千葉興業銀行(8337)と鹿児島銀行(8390)が、含み益の領域に復活~~。以前なら、ここでサッサと“利確”するところなのですが、なんたって“愛し”の、ですから・・・・・。

 早朝、なにをこんなに張り切っているのかいな・・・と、自問しつつも。

=====================================

 ふ~~~、ひとつ今まで知らなかったことを知ると、そこから、
あれやこれや脱線しまくり・・・・。あ~、確かに「もっと時間
が欲しい!」     と思えることも、ヒトツのシアワセでし
ょうか・・。

 さて、本文です。

『「内藤課長、シ(ンジケート)団の運営はあくまでシ団の自治
に委ねられているはずです。私は確かに全力を尽くすとは申し上
げたし、もちろんそうしたつもりです。だが、これはわれわれシ
団の総意であり、私の一存でどうなるものでもない。」
 ぴしゃりとはねつけるような言い方に、内藤は言葉を失った。』
               (幸田真音著「日本国債」)

 「シンジケート団」の意味については、
             ⇒こちらマネー辞典 m-Wordsより)
 「シンジケート団」「シンジケートローン」自体は、金融の
世界では珍しいことではないようですね。でも、小説「日本国債」
に登場する、日本国債引受を目的とするシンジケート団は、すでに
解散(廃止?)となっているとか。

 改めて、鹿児島県庁ホームページ中「投資家の皆様へ IR:鹿児島
県の財政
」を開いてみます。
 
* 平成19年度全国型市場公募債引受シンジケート団
銀行団(13行)    シェア  証券団(13社)   シェア
鹿児島銀行      30.0  野村證券      7.0
みずほコーポレート銀行16.0  新光証券      7.0
三井住友銀行      2.0    みずほインベスターズ証券 6.0
みずほ銀行             2.0      三菱UFJ証券        4.0
三菱東京UFJ銀行     2.0    大和証券エスエムビーシー   3.0
南日本銀行             1.0     日興シティグループ証券   3.0
鹿児島信用金庫         1.0    みずほ証券          3.0
鹿児島相互信用金庫     1.0    しんきん証券        2.0
奄美大島信用金庫       1.0    岡三証券            1.0
九州労働金庫           1.0     東海東京証券        1.0
信金中央金庫           1.0    丸三証券            1.0
デプファ銀行           1.0    バークレイズ・キャピタル証券1.0
新生銀行               1.0    リーマン・ブラザーズ証券   1.0
------------------------------------------------------
                      60.0                               40.0

比較として、北海道庁のホームページ「北海道債の栞」より、
銀行団(9行)    シェア     証券団(18社)         シェア
北洋銀行       15.0   野村證券         6.0
北海道銀行       6.0    大和證券エスエムピーシー6.0
みずほコーポレート銀行10.0    日興シティグループ証券 6.0
三菱東京UFJ銀行     3.0     新光証券        6.0
みずほ銀行       3.0     三菱UFJ証券            6.0
札幌銀行        1.0   みずほインベスターズ証券 6.0
新生銀行        1.0     みずほ証券       2.0
信金中央金庫      1.0     東海東京証券      2.0
デプファバンク     1.0    岡三証券               1.0
                                    SMBCフレンド証券    1.0
                                    丸三証券         1.0
                                    しんきん証券      1.0
                                   クレディスイス証券     1.0
                                 ゴールドマンサックス証券1.0
                                 JPモルガン証券       1.0
                                 ドイツ証券       1.0
                                 BNPパリバ証券      1.0
                                モルガンスタンレー証券 1.0
                                  (幹事上乗せ分)   9.0
-----------------------------------------------------------
                      41.0                                59.0
 鹿児島県と比べると、北海道は銀行の割合が低く、外資系証券
会社が多数参入していること、一目瞭然ですね。
 古い記事ですが、
道債引き受けシンジケート団、外資8社参入
                      (05年4月12日付、asahi.com北海道版より)
  一部引用させていただきます。
『「時価会計」の導入で地方債の価格が下がれば含み損が発生し、
決算に反映されるようになった。道債は道財政の悪化で流通価格が
下落している。銀行は引き受けた道債を投資家として保有すること
もあり、含み損発生への懸念が強い。道債のシ団から離脱する銀行
もでている。』
『外資系証券は「市場で人気がない債券は価格が下がると同時に利
回りが上昇する。満期まで保有すれば投資家に利点がでる。外資系
証券会社は外資系企業など特有の顧客を抱えており、安定した消化
につながる」と自信を見せている。』

 あっ~~、説明の順番が逆になってしまった・・。「市場公募債」
の説明を・・・⇒こちらワードBOX・西日本新聞Webより)
(現在、すべての自治体で「市場公募債」を発行できる、というも
のではないようですね)

 またまた一部引用させて頂きます。
『・・・・生命保険や損害保険会社など大口の機関投資家を対象に、
県財政の健全化に向けた取り組みをアピール。九州新幹線など地域発
展の潜在力も強調し、投資を促す狙いだ。先行する自治体も個別に説
明会を開催。昨年度は福岡県や福岡市など九自治体が東京で開いた。
首長が直接説明するケースもあり、市場の「選別」に自治体が神経を
とがらせていることを浮き彫りにしている。
 自治体が資金調達先にしてきた政府資金は年金や郵便貯金の自主運用
で縮小傾向にある。民間からスムーズに資金調達できなければ、財政運
営に支障を来しかねない。公募債への「参入」は、シビアな市場と向き
合う覚悟を県に迫っている。』

 ともすると、首長自ら地元の特産品を手に東京の街角でPR活動、
といった、ニュース画像ばかりに目が行きがちですが、

 虚虚実実の“金融市場”から、オラがクニに「投資」を呼び込む
手腕も、正確に評価されなければならない、時代となったのでしょうか。

2007年11月26日 (月)

地方公共団体が、「お金を借りる」方法

0711262s 本日は、豪華!(?)画像3枚立て!でアリマス。

 朝が訪れ・・・・、

0711263s 満月は、西の空に沈み・・・・・、

0711261s  時間は、急進行して、日没を迎える・・・・・・・・・。

   で、脱線しまくりの、当ブログです・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

  またもまたもや、「メモ帳」を使用する事態と相成りました・・・。

 「経済情報レポート」というサイト、一度登録すると、毎月曜日「新着レ
ポート情報」をメール送信してくださります。その中で、眼に止まったレポ
ート
 「第2回 銀行122行地方公共団体向け貸出金残高調査2007年3月期連結
決算ベース)
」。(東京商工リサーチホームページより)

 そこで、登場するは、地元・かごんま銀行(引用させて頂きます)
「前年同期比増加額では、七十七銀行の640億6,200万円増を筆頭にして、あ
おぞら銀行602億7,800万円増、山梨中央銀行(国・地方公共団体向け)515億
3,300万円増、鹿児島銀行505億4,000万円増と続く。増加額が100億円以上とな
ったのは39行にのぼった。」

 えっ?(これも、引用です)
「さらにペイオフ対策として資金調達を地方債(証券発行)から銀行借入(証
書借入)へ振り替えたことが大きい。」

 ??????????、「地方債」って、すべて(証券発行)じゃないの?
???????

 で、一つ、賢くなったこと。「地方債の借入証書」(金融用語辞典より)。

『債券という形態をとらず、証書借入という形で起債することを指す。地方自治
法などでは、証書借入金も地方債に含まれるが、証券取引法では地方債に含まれ
ない。』

 つまり、南日本銀行とか、鹿児島銀行の決算書においては、「有価証券・地方
債」と「貸出金・地方公共団体」と分けて記載されるものが、鹿児島県・出水市
の予算書、あるいは決算書においては「地方債」として、一括して記載される
のですね・・・・・・。

 そういう気持で見る、鹿児島県庁のホームページ
  http://www.pref.kagoshima.jp/
 その中「IR(投資家の皆様へ)~鹿児島県の財政~」
 http://www.pref.kagoshima.jp/kensei/zaisei/kensai/18ir.html 
  涙ぐましい・・・・・・。

   蛇足。「デプファ銀行」って?

2007年11月24日 (土)

「貸倒引当金」(「鹿児島」vs「長野」編)

0711241s ついつい、カメラを向けてしまう、お月様。

 はぁ~、世間様は、3連休の中日ですか・・・・。

 さて、本題デス。一応、「メモ帳」使用の“力作”(自称)でアリマス!

 なんの脈絡もない、「鹿児島」VS「長野」ですが、まずは
それぞれの鹿児島県庁長野県庁のホームページより。
            鹿児島       長野
人口(平成19年
10月1日現在)    173万1,639人    218万2,190人

  面積      9,188平方キロ      13,562平方キロ

 人口密度的には、結構拮抗している?

一人当りの県民所得
平成16(2004)年度  221万5千円     273万3千円

 約50万円の差は、東京・名古屋・大阪への距離の違いが如実
に示されているでしょうか?

《仮説》それぞれの金融機関における、「貸倒引出金」の準備
高は、その営業エリア(県内)の“景気先行き”がシビアに分析
された結果である。

 日本銀行鹿児島支店松本支店のホームページより。

 それぞれ11月に発表された「金融経済概況」には、

【鹿児島支店】最近の鹿児島県の景気は、回復の動きがやや鈍っている
【松本支店】 長野県経済は、緩やかな回復基調にある。  

 それでも、長野県の方が景気はよい?

 さて、各県代表「南日本銀行」「鹿児島銀行」・「長野銀行
八十二銀行」の登場です。(平成20年3月期中間決算より) 
 改めまして、鹿児島県代表、

          南日本銀行         鹿児島銀行
 総資産量(A)     6,579億75百万円  3兆1,254億30百万円
 純資産額(B)       309億78百万円    2,365億30百万円
 貸出金(C)       4,684億78百万円  1兆9,572億81百万円

 さ、長野県代表は、

          長野銀行          八十二銀行
 総資産量(A)     8,985億60百万円  6兆1,866億65百万円
 純資産額(B)       421億96百万円    5,208億20百万円
 貸出金(C)       6,322億73百万円    3兆9,131億35百万円

 あ・・・、八十二銀行を比較対象にしなければヨカッタ・・・。

 そこで、それぞれの銀行における、「貸倒引当金」《これを
(D)とします》の準備高です。
                           D/C(%)
  南日本銀行   94億34百万円          2.01
  鹿児島銀行   335億86百万円          1.72
 
   長野銀行   145億58百万円          2.30
  八十二銀行  1,054億29百万円    2.69

う~~~ん、それぞれの“県勢”について分析できると、また
興味深いのでしょうが・・・・・・・・・、

 結論、鹿児島県代表2行の“景気先読み”は

       「楽観的過ぎる」?   

2007年11月23日 (金)

「貸倒引当金」

0711232s とりあえず、ホッ。まだデジカメは無事使えたようです・・・。今朝の夜明け、午前6時15分頃。・・・・でも、昨日の夜明けの方がきれいだったかな・・・。

0711231s  ついついこういう場面も、毎日カメラを向けてしまうものですよね。

  さて、本題です。やっぱり、いつも読ませて頂いている、他の方のブログから。「Espresso Diary@信州松本(http://blog.livedoor.jp/takahashikamekichi/)」の11月22日付「ニッポンの豊かさは、日本の外に。」より。信州の第2地方銀行・長野銀行が、中間決算において、黒字から赤字へ転落したとのこと。理由は、「貸倒引当金を積んだ」ことによるとか。

  ふむふむ・・・・・・、で、ネット上で「貸倒引当金」を検索(⇒こちら)。え~~っ、「かしだおれひきあてきん」と読むのですね。いままで「かしだおしひきあてきん」と、勝手に読んでおりました・・・・・。

 で、この「貸倒引当金」について、あれこれ比較してみよう・・・・・・と、思っているのですが、いかんせん、勤め先のコンビニ、ただ今人員一人、欠。単純に他の人で、その“穴”が埋まるかというと、そうでもなし・・・・。

2007年11月22日 (木)

がんばれ!滝野川信金

0711213s うわ~(泣)、なんてこったい~!!!。今日、デジカメで撮った画像が、記録メディア(メモリースティック)に保存されていないだと・・・・・・・・・。

 で、画像は、昨日の青空です。でも、今日も北風が吹く中、空はどこまでも青く・・・・・。

  あれれれ・・・・・・・・。そもそも、今日はこのブログがご機嫌斜めなようで・・・・・。上手くリンクが貼れません・・・・・。

 あの~~、私、今日も“午後様”で、もう眠いのですが・・・・・・。

 で、結局、一言。  

   がんばれ!瀧野川信用金庫http://www.takishin.jp/

2007年11月21日 (水)

コスト10倍、でアリマスカ・・・

0711211s  ツワブキの 路傍に咲きたる 見るにつけ 思い出したる 青ヶ島の地

  ふと見ると、ツワブキが咲く季節と相成りました。青ヶ島、宝島、内之浦大浦、佐多辺塚、かつて訪れた(イヤ、住んだ?)地の、今は?

0711212s  取り壊し 進む川べり 長屋消え 秋深まりて 2007年

 11年も住んでしまうと、「なんの変化もない、出水」となってしまいますが、それでも、時は激しく移ろい・・・・・・・。

 さて、本日、某銀行で冬のキャンペーンのチラシを頂戴して参りました(って、わざわざ「某」を使う必要もないのですが・・・)。従来なら、A4表裏だったはずなのですが、今回は4ページ・・・。キャンペーンの対象は、定期預金は10万円以上。ところが「個人向け国債」「投資信託」は100万円以上が対象とのこと。・・・・・・・、従来なら、国債であろうが、投資信託であろうが、10万円以上が対象だったはずなのに・・・・・。う~ん、これは10月(でしたっけ?)から改正された「金融商品の販売等に関する法律」による、影響大ナノデショウ・・・・・・・・・・・・。

 「個人の金融資産選択の現状と課題」(日本総研、経由『経済情報レポート』より)引用させて頂きます。

 『第3に、証券の非保有者を投資に誘導するための仕組みである。具体例としてはまず、確定拠出年金の活用である。アメリカでは401(k)およびIRAが投資への誘導装置として作用した。わが国の確定拠出年金の使い勝手を向上させることで、このルートから個人マネーを投資に持続的かつ安定的に呼び込むことが期待できよう。また、証券の非保有者にアピールするようなリスク商品の提供も有効であろう。この層は資金的余裕がさほどあるわけでなく、投資に関する知識も豊富とは言えないうえ、投資について勉強するのはもとより、投資にかかわる細かな管理を行うほどの時間的な余裕もない。そうした事情に配慮したリスク商品を提示できれば、保有に乗り出す可能性は十分ある。例えば比較的単純な設計で低コストの投資信託を、定額積み立て方式で購入できる仕組みとし、毎月の積立額を柔軟に変更可能にする。これまで多くの金融機関はこの層の開拓に積極的に取り組んでこなかったものの、潜在市場は大きく、収益機会の拡大につなげられると判断される。』

 窓口の○○さんに、マジ顔で「金融マーケティングとは何か~これがプロの戦略だ!~」の一節『金融機関が行うべきは、「お金がない」20代に投資を啓蒙していくこと』のコピーをお渡ししていたのは、はるか昔でありましたか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 う~~~~~ん、デスカラ、これは、某銀行の「収益至上主義」を糾弾するよりも、「貯蓄から投資へ」と旗振りする、その裏で実際は・・・の、某国政府の無定見さ、を弾劾せざる得ないのでしょうか。

 

2007年11月19日 (月)

「なんぎん」VS「かぎん」(有価証券編)

0711191s  グググッッ・・・・・・・と冷え込んだ、本日11月19日。それでも、日中は、きれいな青空。・・・・イヤ、だからこそ、余計寒さが身に沁みる?

 写真は、冬の足音に、何を思うか、佇むアオサギ、一羽。

  さてさて、やっぱり「メモ帳」使用・・・・。

 さて、まずはやっぱり、「なんぎん」と「かぎん」の比較です。

  (主な数値は、平成19年9月30日現在です)         
 まずは、月並みですが、規模から。

             なんぎん        かぎん 
 総資産額(A)   6,579億43百万円  3兆1,254億30百万円
うち有価証券(B)   1,046億18百万円    9,501億28百万円
  預金額(C)   6,118億86百万円  2兆7,730億56百万円
 純資産額(D)    309億78百万円    2,365億30百万円       
      B/A(%)               15.9                    30.4
      C/A(%)               92.3                 88.7
      D/A(%)                4.7                     7.6
規模で比べると、総資産額において、南日本銀行は鹿児島銀行
の約5分の1、純資産額で比べると,約8分の1ですか・・・。

 で、今回比較する「有価証券」についてです。
「満期保有目的の債券で時価のあるもの」「その他有価証券で時価の
あるもの」「時価評価されていない主な有価証券」とおおまかに3種
類に区分されるとのこと。しかも、鹿児島銀行では「当中間連結会計
期間において、従来、満期保有目的で保有していた債券11,385百万円を
流動性の確保を目的に変更し、その他有価証券に区分しております。」
とのこと。もう、ここで、ヤヤコシイ~~!お手上げ状態なのですが。
 「その他有価証券で時価のあるもの」を主な対象として、

(「時価」あるいは「中間連結貸借対照計上額」で比較しています)
                なんぎん       かぎん
満期保有の目的
で時価のあるもの   66億79百万円      0?

その他有価証券
で時価のあるもの
  合計(E)    951億74百万円     9,336億54百万円

 うち株式(F)   220億35百万円      873億09百万円
   国債(G)   618億71百万円     3,501億65百万円     
  地方債(H)      15億80百万円     1,292億19百万円    
   社債(I)     149億57百万円     3,058億98百万円
その他《これに
外国債券が含ま
れる訳ですね》
     (J)     112億67百万円      610億62百万円

時価評価されて
いない主な有価
証券        27億43百万円      164億72百万円

  F/E(%)           23.2                    9.4
    G/E(%)           65.0                    37.5
    H/E(%)            1.7                    13.8
    I/E(%)           15.7                    32.8
    J/E(%)           11.8                     6.5  

う~~ん、小規模な金融機関の方が、「よりリスクの高い運用先
を選ばざる得ない」ということは言える?

 あまり長くなるのもなんでありますが、この一年でどれだけ“含み
益”を失ったのか?比較です。

(平成18年9月30日現在における)
 
                        なんぎん         かぎん
取得原価との
評価差額(K)   58億31百万円       607億66百万円

(平成19年9月30日現在における)

取得原価との
評価差額(L)     -13億31百万円       443億02百万円

 K-L(M)          71億62百万円       164億64百万円  

  M/A(%)          1.1                        0.5

「サブプライム問題」に端を発する、“金融不安”の傷は、南日本
銀行の方が、より痛手である。・・・・という結論は出せるでしょ
うか?。

 南日本銀行におかれましては、有価証券のポートフォリオを大胆に見直して頂きたいと思います。他の方が書かれるブログを読む限り、「これからは、海外通貨への分散投資(ドル一辺倒ではなく)」「ユーロを侮るべからず」というのが、今のトレンドのようです。

(ここから先、あくまで、シロウト木っ端株主の戯言として、読ん
でくださいね)

 地方の金融機関も、“ユーロ”を運用先に検討すべし!・・・?

2007年11月17日 (土)

冬の足音

0711171s_2  内側の葉から、色づき始めたイチョウの木。

 そうか・・、各金融機関の有価証券運用“上手度”を比較できないかな~~、と夜勤の間中考えていたのですが、見落としてはいけない数値が多いような・・・・・。で、今日は、ぐっすり眠らせていただきました。

 地元沿線住民として、「おれんじ鉄道 鹿県が支援策提案」というニュースに対するコメントを書こうと思ったのですが、時間切れデス・・・・。

 明日は、いつものように、夜勤明け⇒夕方から、のパターン。これが“当たり前のこと”となxってしまうのは・・・・・ネ~。

プロフィール

フォトアルバム

ごろごろ

最近のトラックバック