『愛しの座敷わらし』
ふわ~~~。落ちた、落ちた・・・・・。
夕日に向かって、「バカヤロ~ッ!」と叫んで。
少々現実逃避。
作者・荻原浩。お恥ずかしながら「はぎわら・こう」と読んでおりました。・・・○| ̄|_
正解は「おぎわら・ひろし」。道理で、他の作品を本屋で探そうと思っても、見つけられなかったんだ・・・。
それを原作とした映画が、GWに公開されるとのこと。
『愛しの座敷わらし』
ハイ。私、観に行きます。
ダンナは大手食品会社のサラリーマン。奥様は、専業主婦。子供は、中学生の娘と小学生の息子。
お姑さんが同居。の五人家族。
え~~~っ。そんな典型的な“中流家庭”なんて、いまどきアリかよ~~・・と、自分なんぞは
思ってしまうのですが、ここらへん(千葉県柏市)では、それが“普通の家庭”なのかな、と思えて
しまうから、不思議。
そんな家族が、東北地方の営業所へダンナが転勤になったのを機に、ある古家に住むこととなった。
しかし、その古家には・・・・・
という、ストーリー。
それっ!!反則ッ!!
首都圏から鹿児島県出水市へIターンして、風雪に耐えて15年(笑)・・な私が叫んでしまったのは、
ところがなんと、その家族は、ひと夏をその古家で過ごしただけで(半年未満?)、再び東京に戻る
こととなる・・・・。え~~っ、それって、田舎のイイトコどりじゃん、ズルイ・・・。
でも、
「いつでも、都会に帰ることが出来たら」
という前提での“田舎暮らし”って、たぶんそれが都会暮らしのご家族の、ひとつ憧れなんじゃ
ないのかな・・・・・。
コミカルに描かれているであろう、この家族のドタバタ“古家ライフ”。地方在住の方は、どう見るか?
自分が、ぐいと魅かれた登場人物。
『・・・・・
眉毛が太いから、最初は気づかなかった。青いTシャツの胸もとの二カ所が、ほんのちょっとだけ
尖っている。カッチャンは、女だ。・・・・・』
の役が、沢木ルカですか~(公式プロフィールは⇒こちら)。期待します。
そしてそして、原作でのラスト。
え~~っ!!それ『座敷わらし』ネタとしては、アリエナイ超絶大反則じゃねえ~
映画ではあるの?
そんなこんなで、荻原浩氏の作品を、他にも読んでみたくなり。選んだのが『押入れのちよ』という
短編集。表題作の「ちよ」は、明らかに「座敷わらし」のプロト・タイプ(原型)ですね。
(他の作品は、かなりおどろおどろしく・・、『愛しの座敷わらし』とは一変。でもそれが、荻原浩という
作家の魅力なのでしょう)
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