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2011年4月19日 (火)

『10,000人のお掃除革命 実践編』

 本日は「三元豚のロースとんかつ弁当」。
 う~~~ん、なかなか“おいしそう”に撮るのがムズカシイ・・・。

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 さて、週一日の休みは、あっさりと終わってしまい・・・。

 で、読んだ本。
 「10,000人のお掃除革命 実践編
    ~会社の品格を磨くマルハン!~」
      (橋本奎一郎著、出版文化社刊 1,524円+税)

 3月に出席させて頂いた「店長集会」で、東京のファミリーマート本部から
出張されてきた講師の方が、取り上げていた一冊。遅ればせながら、Amazon
を通して購入。 
「マルハン」と言われても、知らない方はまったくご存知ないと思いますが、
ご存知の方は、よくご存知だと思います。パチンコ業界ではNo,1を争う会社
なのだとか。「パチンコ=社会悪」という図式は、あると思います。ですが、
そのイメージを覆そうという、マルハンという企業を挙げての作戦、と言って
よいのでしょうか。
 もっとも、それでも紹介されているエピソードの影には「厳しい業界競争」
があり、社員の方々には各種「重い目標」が課せられていらんだろうな~~
という事実がほの見えます。

 それはさておき、
 自分の心に残ったキーワード。

 ・気づく

 ・「掃く」「拭く」よりも「磨く」

 実際に身体を動かして掃除をすることによって、いろいろなことに「気づく」。

 心を込めて「磨く」。

 う~~~ん、自分なんぞはどうしても「今どきの若いもんは・・・・」という
ことになってしまうのですが、
 コンビニの店員業務なんぞ、ともすれば単なる“作業”と化してしまい、「
実際にきれいになったのか、否か」が忘れられてしまっているように思うのです
よね・・・・。

 お若い同僚の方々に、少しでも通じる一冊となるか・・?

2011年4月12日 (火)

『武士道セブンティーン』

 休みの日は、あっさりと終わってしまい・・・。

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 しかし、久しぶりにじっくりと「読書」とやらを・・。

 先日肥薩おれんじ鉄道を利用した際、待ち時間の暇つぶしをどうしようか?
で、手にしたのが「武士道シックスティーン」。
(近頃は、携帯電話を持っていれば暇つぶしになる?)

 改めて目を通してみると、やっぱり面白い。
 それじゃあ!ということで、TSUTAYA出水本町店で購入したのが、続編
「武士道セブンティーン」。一気に読ませて頂きました。

 「シックティーン」よりも、かなり明るくライトタッチに、そして主人公・
磯山香織さんも、かなりとっつきやすい性格へ成長されており、自分は期待
以上に楽しませていただきました。
 そして、その香織さんがナイフを持ったヤンキー少年三人組と対決する
シーンがあり、ただ今現在自作小説でひいこらしている身としては、垂涎の
名シーンです。

 こうなると、その三部作完結編「~エイティーン」も、手にしたくなって
しまうな・・・・・。
 いやいや、映画『~シックスティーン』も見たいな・・・・。

 

 *東日本地方では、まだまだ強い余震が続いているとのこと。
  地震活動の終息、遠く鹿児島の地からも、お祈りいたします。

     すみません。自作小説は、まだ・・・・です。

2011年1月20日 (木)

『「身の丈」を強みとする経営』

 は~るよ、来い♪、と小声で言ってみる・・・

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 さ、米ドル/円また再び「すわっ!80円割れか~~!!!」まで円高
が一旦進行する・・・・と読んで、強気に“売り”ポジションをとり
ましたが、う~~~ん、ドウデショ?

 さて。取り急ぎ、書かねば。

 『「身の丈」を強みとする経営
   ~縮小の時代に勝つ「新リージョナルマーケティング」~』
             (小林隆一著、日本経済新聞社刊、1400円+税)

 「小売業」といえば・・・・。
 ナ~ンカ~、大学生の就職希望先では「行きたくない業種」ナンバーワンに
入るとか、なんとか・・・・。
 そんな業界において、さて??
 「マーケティング」という単語に、身近に接することができる方々って、
  一体全体、総従事者のうちの何%?????

 何度も書いておることですが、
 昔の一時期、市当局が主宰する「ナンタラカンタラ検討委員会」なるものに、
せっせか参加していたことがあります。
 一応“公募枠”もあるはずなのですが、

  実際は、「あ~~、またお会いしましたね」。

                      それって、“公募枠”?

 同じく、小売業従事者の中で
    「マーケティング」という単語に、普段接する機会がある層と、

   「マーケティング?、なにそれ・・・」という層と。

                        果て遠き、断絶。

 イヤイヤイヤ・・・。
 普段、日常の業務に追われながら、店頭で「いらっしゃいませ」を
言い続ける皆様にこそ!、

 この一冊を、手にとって頂くためには・・・・?

(って、感想になっておりませんね・・・・)

2011年1月10日 (月)

新年の試練・・・・・〇| ̄|_

 頬を突き刺す、寒風。

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 いや、風邪を理由に、わが恥を隠すのは、恥ずべきこと。

 じゃ~~~ん。新年一番、『売り』で参戦した者への、

                   与えられし、試練。

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 ・・・・・・・・〇| ̄|_。

 教訓としては、ネット上に表示される数字だけを追っていると、
それの“リアル感”(リアル世界でなら、野口英世さま一枚でも、
財布から取り出す際は、「あっ、もったいない!」と瞬間的にせよ、
思うものですよね?)が、著しく“喪失”されるのが、イカンカ・・・・。

 一定額以上“儲けたら”、銀行の預金口座へ引き落とす“手順”を、
しっかりマイルール化すべきであるな・・・・・・・・。

 で。

 小林隆一先生の最新作、
『「身の丈」を強みとする経営』

 ここで、ようやく購入。

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 う・・・・・・・・・・・・ん。

 ですから、これって、例えば『元気のある商店街・事例集』と、
同じ陥穽に陥ってしまっているんじゃないかな・・・・・・・・

             と、
 パラパラめくって思ったのですが、まずは読んでみます。

2010年9月30日 (木)

『農山村再生~「限界集落」問題を超えて~』

 今朝のわがFX(外国為替証拠金取引)の実態。

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 火曜深夜、出勤前に
「オオっ!!。一ドル83円台に突入かい~っ!!」
 で、1ドル=83円94銭で“ドル買い”をば・・・・。

 で、この現状・・・・。『FXトレーダー』への、道遠し。

 さて、昨日29日は、勤め先のコンビニ・チェーンの“秋冬商品新作
コンベンション”のため、車に同乗させて頂いて、鹿児島市内へ。

 その帰り道。鹿児島中央駅ビル内の
「Seattle's Best Coffee」にて。
 同僚である、超絶美人女子大生サマと。

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 彼女は、来春から東京一の繁華街にある会社への就職を決められたとのこと。
 昨日初めて聞いたお話なのですが、彼女の高校時代は、ひたすら平日夜は、
ファミリーレストランの厨房でアルバイト三昧だったとのこと・・・・。
 一見、とってもおしゃれで“お嬢様然”とした方なのですけれどね・・・。

 それによって、ますます触発される、“オーバーフォーティー”オジサン
の、『生まれいずる悩み』・・・。

 帰路は、皆さまと別れて、九州新幹線・鹿児島中央ー出水、3110円を払って。
 その代わりに、同じく駅ビル(アミュプラザ)内の「紀伊国屋書店」へ。

 で、買ったのは、全項わずか63ページ、

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 岩波ブックレット
『農山村再生~「限界集落」問題を超えて~』(小田切 徳美著、定価503円だっけ?)

 もちろん、これっぽちの分量の冊子。新幹線の車内で、読み切ってしまったわけ
ですが。

(一部引用させて頂きます)
『・・・・
 そこで政府に求められるのは、現に進んでいる草の根レベルでの都市農村交流の
実践をますます促進し、それを基盤とする、より高いレベルでの都市と農山村の共生
を目指す先見性である。都市と農村の対立という国論の不毛な分裂からは、新しい社
会は生まれない。むしろ、都市と農山村の共生を機軸とするユニークな国づくりへ向
けた理念構築が求められているのではないだろうか。
                         ・・・・・・・・』

 う~~~~ん、この文言の『説得力のなさ』・・・・・・。
 今のご時世なら、『国土保全』のための代替手段は、いくらでもあるように、素人の
私は、思ってしまうのですよね・・・・。

 イヤイヤ。それでも・・・・・。
 ですから~~~、
 その“割り切れなさ”。
空手修行家/鈴木五郎著

http://www.intel.co.jp/jp/tomorrow/#/book/read?isbn=5784838743425&&chapter=0

携帯版はこちら
http://m.intel-c.jp/s/m/book/toc/5784838743425?guid=on

2010年9月24日 (金)

『やさぐれるには、まだ早い』

う~~ん、ちょっと「円安」方向?・・・・・。
 で、私のFX勝負は、ほぼ±0へ・・・。

 ・・・というわけで、久しぶりに買った本の紹介でも。
『やさぐれるには、まだ早い』(豊島ミホ著、メディアファクトリー刊。
                         定価1,200円税別)

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 9月3日。東京から鹿児島まで帰ってくる際に、羽田空港で、そして、飛行機の
機内でせっせか読んだんだっけな~~、と思い出すと、自分としては、ひときわ
感慨深い一冊です。
 帰りの道中で読む本は、浜松町駅ビル内の文教堂浜松町店で、文庫本!でも買
おうと決めて、実家を出たつもりだったのですが、いざ本を選ぶ段階になって・・・。
 うろうろしているばかりで、時間ばかり経ってしまい・・・・・。
 え~~い、と手にしたのが『やさぐれるには、まだ早い』と『初恋素描帖』と、い
ずれも、豊島ミホさんの作品。しかも、単行本。・・・・〇| ̄|_
 しかも『やさぐれるには、まだ早い』はエッセイ集。

 ということは、今自分が一番好きな作家は、豊島ミホさんか・・・・。
(って、その豊島さんは、無期休筆中だったりするわけですが)

 自分、首都圏から九州南部に、現在移り住んでいる身。
 豊島さんは、逆に、東北地方から東京へ上京された方。その豊島さんが描く、
東京での日々の暮らし。
 (現在は、ご実家の秋田に戻られていらっしゃるとか)

 実家に帰省した際、やっぱり感じたのは『都会のエネルギー』。
 その渦中で、淡々と過ごす若い女性像?

  あれやこれや、自分の心に沁みました。
 

2010年9月 2日 (木)

「乙女の告白」

 ただ今、実家に帰省中。。。。
 といっても、常磐線沿線、我孫子市の典型的な郊外住宅地から、柏市内の
駅前マンションへと、実家はお引っ越し済み。。。。
 当然思うことは、多々あるのですが。なによりも、[空間]に慣れません。
                    で、眠れませ〜ん。

 で、眠れない真夜中に手にしたのが、実家にあった「文藝春秋」九月特別号。
真っ先に読んだのは、もちろん!
 今年の上半期芥川賞受賞作、赤染晶子著「乙女の密告」。

 舞台は、京都の外国語大学のドイツ語学科、その花形ゼミ(?)である、
ドイツ語スピーチのゼミ。先生は、かなり変わったドイツ人教授。ゼミ生は、
すべて女子学生。現実の学生生活から、かなりデフォルメされたであろう、
マンガチックな場面が描かれる。
 そのスピーチのゼミの教材が「ヘト アハテイルハイス」つまり
                           「アンネの日記」。
 「アンネの日記」と言えば、読んだことが無い方でも「ああ」と言える、
ある種の”記号”と化した作品。
 「芥川賞選評」を読むと、あの「アンネの日記」を、マンガチックな場面の
中に取り上げるのはケシカラン!という選評者の大先生のご意見が多いように
思いましたが、
 でも、現実の女子大生って、もっと”たくましく”。「アンネの日記」(もち
ろん、ドイツ語で)を暗記しつつ、悩みつつも〜〜、一方で、授業が終われば、
さっと就職活動にでかけ、あるいはバイト先のコンビニで「いらっしゃいませ〜」
を言うような、生活もあるのだと思います。
 私は、「アンネの日記」をこのような形で作品の題材に取り上げる、作者の
挑戦に好感を持ちながら、読ませていただきました。

 〜〜ですから、むしろ
『〜アンネ•フランクの名前を血を吐いて語らなければならないのだ。」
 という、おそらく作者渾身のラストの一文。。。。
      私は、ちょっと失礼ですが、シラケたな〜〜。。。
 いえ、もちろん、作者は、このラストを書くために、あえて軽いノリで
書き始めるという手法をとった。。。。。のでしょうが。

2010年4月10日 (土)

『武士道シックスティーン』

 昨夜午後11時45分、
「う~~ん、昨年同曜日の売り上げに、五千円届かずか・・・」。

 イヤ、ですから“経営者気分”で、そんな金額に一喜一憂するのは、
ちょっと悔しいのですが・・・。
 ハイ、Amazonカードを購入。
 ・・・・・・せっせか本を購入して、それ以上に読まなければ・・・。

 眠れな~いぞ~
 とブツブツ言っているわりには、青春小説はしっかり手にしてしまう・・。
 TSUTAYA出水本町店にふらっと入った時、平積みになっているのを、ついつい
手にして、買ってしまった一冊。
『武士道シックスティーン』誉田(ほんだ)哲也著、文春文庫、629円+税
             (Amazonでの紹介ページは⇒こちら

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 実のところ、私、剣道には縁がないので、作中に描かれる試合シーンを
頭に思い描けないのですが、それでも面白い!。
 こんな、剣道こそすべて!の高校生。いや、部活こそすべて!という
高校生。その真面目っぷりが、すでに四十を越えたオジサンから見れば、
コミカルにすら見える若者。当初は「あり得ねえ~」と思ったのですが、
いや、どこかに必ず存在する!!そう力をこめて信じたくなります。

 で、
 眠れな~いデス、
 と言っているくせに、お恥ずかしながら、“小説”を書いています。
あなたを作家にするプロジェクト

 もちろん、目当ては
「4月30日までに5ページ以上執筆された方」を対象に、抽選でプレゼント
されるという、“高級”コンパクトデジタルカメラ・ライカD-LUX4だった
のですが、いざ書き始めてみると、自分の脳内に誕生した作中人物が、
とっても“愛しく”なってしまいました。
 はい、それを「妄想」とも言うのでしょうが・・・・。

 男性人物の方は、どうしても自分の「分身」となってしまう、それで
いいか、と思っているのですが、女性人物の方は・・・・・。
 当然、自分は女性ではないわけで。
 イヤイヤ、ここは堂々と自分がカッコいいと思う、スーパーな女性像を
描いてしまおう・・・。
 きちっと終わりまで書いて、愛しの作中人物に十二分の活躍をして
もらおう・・・・・・

 って、思うばかりで、日々完結できないことばかり。

2010年4月 3日 (土)

『九州経済白書~変わる消費と流通イノベーション』

 コンビニでは、この週末
「おにぎり2個お買い上げごとに30円引き」セール。
 実のところ、そこに勤める店員は、なかなか「おにぎり」を買う機会は
ないのですが、久しぶりに買おうかな~~と。

 そこで、オット!目にしたのは。

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 ハイ、購入しました。「出水産海苔使用」。
 いや、私ごとき味覚オンチが食べたからと言って、だから味の違いが
解るわけではないのですが・・・。

 さて、2日終値・日経平均11,286円9銭。
 そんな中購入したのは、沖電気(6703)でも日産自動車(7201)でもなく、
                                   m(__)m      m(__)m

 ジャパン・オフィス投資法人投資証券(8983)
       4/3 10:25 成行 83,300円買い
 REIT(不動産投資信託)ですね。

 さてさて、本題です。
『2010年版 九州経済白書
   ~変わる消費と流通イノベーション』
         (九州経済調査協会編集・発行、3,150円)
 ・九州経済調査協会

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 ふ~、ようやく目を通し終わりました・・・・。
 でも!、“知的好奇心”をくすぐる逸品です。
 私が購入するのは、2010年版で3冊目でしょうか。3,150円というお値段に
抵抗はありますが、今までのところ、「買って、読んでよかった・・・」。

 たかがコンビニ店員稼業なれど、その日々の中でも感覚的に感じる“時代の
流れ”というものがあります。
 一方で、データや統計という数値で示されて初めて、「ああ、そうなんだ~」
と“目からうろこ”、納得する事柄。
 このような“お堅い”内容の本、馴染みのない方がいきなり手にされても
「つまらない」だけかもしれませんが、
 九州で生活する皆様に、おこがましい限りですが、お奨めの一冊です。
 (図書館に普通あるものでしょうか・・・)

 「~変わる消費と流通イノベーション」という副題から、コンビニ店員
という職業柄の視点から読まなきゃならんのかな~~と、読み始める前は
萎えておったのですが、「鹿児島、出水の将来を考える」視点で、より
多く読めたので、ホッ。

 詳しい感想は、明日以降にでも。
                 

2010年4月 2日 (金)

『天国はまだ遠く』

(申し訳ありません。4月1日付で投稿した記事。
 削除規定により、削除と相成ったようです。
  当シナプス・ブログ管理者さま、お手数をおかけして申し訳ありません。)

 「今年の桜は、不運である」。
 文章として成立する?

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 さてさて、ブログを書いていてよかった・・・・・。
『政策形成の戦略と展開~自治体シンクタンク序説~』の著者である、
M研究員さまより、コメントを頂きました(⇒こちら)。

  感謝感激。m(__)m

 それに対するレス、力をこめて書いたつもりですので、読んで頂け
れば、幸いです。
(それにしても、このシナプスブログのコメント欄、長文を書こうと
した時の書きヅラさ!!改善を願いマス)

 さてさてさて、今日から新年度。
 その初めとして、取り上げるのがこの本か・・・・・・

 『天国はまだ遠く』(瀬尾まいこ著、新潮文庫、362円+税)
          (Amazonでの紹介ページは⇒こちら

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 改めて、こちらにも「内容」をコピー。
仕事も人間関係もうまくいかず、毎日辛くて息が詰りそう。23歳の千鶴は、会社を辞めて
死ぬつもりだった。辿り着いた山奥の民宿で、睡眠薬を飲むのだが、死に切れなかった。
自殺を諦めた彼女は、民宿の田村さんの大雑把な優しさに癒されていく。大らかな村人や
大自然に囲まれた充足した日々。だが、千鶴は気づいてしまう、自分の居場所がここにな
いことに。心にしみる清爽な旅立ちの物語。』

 ハイ、とってもベタな設定。

 で、さらには、この作品も映画化されているとのこと。
 知らなかった・・・・。
 確かに「本を読まなくなった」「映画を見なくなった」時代。

 で、この作品における、人物設定の妙味。
 自殺志願の23歳女性を、“大雑把な優しさ”で癒す「民宿の田村さん」が30歳独身、
Uターンをしてきて3年目、という設定。

 いつものように、一部引用させて頂きます。m(__)m
・・・・・
「そうなんかなあ。なんかようわからんけど。で、どうしたらええん?」
「どうしたらっていうか、もちろん、大丈夫だと思うんですけど、一応、あの、私が言い
たいのは、襲わないでください、みたいなことで。別にうぬぼれてるわけじゃなくて、ほら、
男の人って愛がなくても、女だったらなんでもいいってとこあるでしょう?」
 田村さんは「あんたってすげえ幸せやなあ。羨ましいわ」と三分ぐらいけらけら笑った後
で、「そんなやらしいことばっか考えてんと、外を見てみ」と言った。
                                   ・・・・・・

  世の独身男性ども!想像されたし。
 ひとつ屋根の下に、ある日突然、若い女性が転がりこんできたら。

   限りなく妄想は膨らんでしまうもので。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  いや、
 「傷ついた女性の弱みにつけこむのが、漢として、正しいのか?」
                    悶々としたりするのかな・・・・・・。
 映画化された「天国はまだ遠く」では、「民宿の田村さん」の“心の傷”も描かれて
いたりするとか。(観てみたいDVDばかり、増えてしまいます)

 で、青ヶ島・宝島で通算五年を過ごし、大隅半島をカメラ片手に歩いた身として。
 『決心して“田舎暮らし”を選択した身であっても、中身は煩悩だらけ』
 という等身大の姿を、書いてみたい!!

 ふらふらと・・・・・、
・インテルーあなたを作家にするプロジェクト
  に登録してしまいました。

 ふいと思いついたのは、
 舞台は、内之浦町大浦地区。ヒロインは、大浦小中学校に赴任してきた養護教諭。
ヒーローは、空手修行のため“山篭り中”の青年。

 いやいや、男の私から読めば「民宿の田村さん」を、作者・瀬尾さんは理想的に描き
過ぎているのですが、男の自分が書けば、ヒロインに「己の、女性の理想(萌え?)像」
を描きすぎるのでしょうね・・・・・・。

 いやいやいやいや。ですから、自分に小説をひとつ、書き上げる力量なぞないことは、
明白なわけで。

 さりながら、自分は生きている限り、「青ヶ島」「宝島」「大浦・辺塚」を引きずって
いくのでしょうね。

 コンビニ店員の、心の琴線を鳴らしてくださった、『天国はまだ遠く』。 

            

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