出水 Feed

2010年2月22日 (月)

『独裁者 “ブログ市長”の革命』

 本日は、平成22年2月22日。
 いえホント、ミーハーだとは思いましたが、
 その「2時22分22秒」の瞬間の撮影に挑戦!

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 ・・・・・うが~~、焦ってしまったか・・・・。

 さて、旬の本。
『独裁者 “ブログ市長”の革命』
 (竹原信一・鹿児島県阿久根市長著、扶桑社刊、定価1,575円)
              Amazonでの紹介ページは⇒こちら

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 旬であるがゆえに、大急ぎで拝読。
 ひとつ、残念な点。
 他の方がブログで指摘されておりましたが、単純な校正ミス(見落とし)?
が、自分でも即あげつらうことが出来る程度に散見すること。
【例】『出直し市議選の告示は3月1日、投開票は同22日に決定しました。』
                              (P136)

 さてさて。
 竹原さんのブログ「阿久根時事報」だけを読む限り、またマスコミ等で報道
される“お騒がせ市長”という側面だけを、私自身見ていたことになるのですが、
 この本は、とっても論理的であることに、オドロキ。
 これまでにも、政治家の方が書かれた本・あるいは雑誌等に掲載された論文を
読んできたつもりですが、この本、なんら遜色ありません。

 正直に書きます。

 共感します

 なれど、「共感」すれども「絶賛」はせず。

 同じ地方に暮らす者として。
 例えば、P78からの「田舎で豪邸に住んでいるのは公務員」に、次のようなくだり
があります。
『・・・・
 阿久根市でも実際にその通りで、「豪邸」と呼んでも差し支えないような立派な家に
住んでいるのは市の職員です。私が議員を務めていた頃に遡りますが、こんなケースも
ありました。共働きで市役所に勤めていたある職員夫婦の話で、妻が52歳で早期退職し
3820万円もの退職手当を手にしたところ、同じタイミングで夫の方が課長職に昇進する
という不可解な人事が行われたのです。ちなみにこの夫婦も「お城のような豪邸」に住
み、高級車を複数台所有していました。この元市職員の女性はその後、『プレジデント』
誌上でジャーナリストの若林亜紀氏の取材に対して、「家を建てて子どもを都会の大学に
通わせたら、家計はキツキツ。第一、市職員の給料を下げたら車も買い替えんようになる
から、市の景気はもっと悪くなる」などど嘯いていました。

                                  ・・・・・』

 一応首都圏で育った者として、ツッコミ。
「豪邸、豪邸って、言うけどさ~~。それって、常磐線天王台駅周辺の一戸建住宅程度の
もんじゃないの?で~、天王台から東京に通うサラリーマン世帯なんて、ごく“フツー”
の家庭しょ」
 
 都会と地方の隔絶。

 そして、すでに12年以上地方で暮らしている者として。
「高級車を複数台保有なんて、さも贅沢なように書いてあるけれど、ダンナと奥さんそれ
ぞれが、足代わりに白ナンバーの車を持っていれば、それだけで『高級車を複数台保有』
ってことになってんじゃないの?」

 公務員世帯の方が、慎ましやかに軽自動車を大事に使っていたとしたら、許されるので
しょうか?それこそ、親戚縁者・あるいは学校の同窓のツテをたどって、車のセールスマン
が大挙襲来・・・・となるように思えます。

 「いかに、公務員にたかるか?」
 地方経済の、悲しい現実。

 「現実」を変えるためには、「革命」しかないのか?

 私は、「ノー」と言いたい。

    

2010年2月19日 (金)

「カムサハムニダ」

 深夜の公園は、秘密基地?

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 Amazonにて予約注文した『独裁者』、先ほど到着。

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 実は昨日、久しぶりに諏訪書店へ行ったのですが、この『独裁者』、
店頭に1冊だけですが並んでおりました。
 一応“ご当地本”ですね。諏訪書店で買わせて頂くべきだった・・・。

 さて、今日は短く。

 昨夜、店番をしている最中のことでした。
 首に一眼レフカメラ(当然、デジカメだったのでしょうが)をぶら下げ
た女性客二人組、ご来店。
 男性であれば、私のように一種のファッションとして、常にカメラを持ち
歩く・・・・という姿、たまに見かけるのですが、女性という点で、
                            「あれ?」

 そのお二人、レジにいらっしゃって、お会計。そこで、何ごとかをしゃべ
られた時、「あっ!」そうかで、
 「カムサハムニダ」
 韓国語で「ありがとうございます」の意味です。
 お二人もニッコリ笑って、
 「ありがとうございます」と返してくださりました。
                          ホッ。

 春休みを利用して、日本旅行にいらっしゃった学生さん?
 いやいや、はるか昔の自分のような“写真学生”だったのか・・?

 たぶん、自分なぞが知らぬところで、韓国からも出水へ「ツル見物」に
いらっしゃる観光客の方って、たくさんいらっしゃるのでしょう。
 しかし、コンビニへ缶ビールを買いに来てくださるような“個人旅行”
の方には、なかなかご縁がありません。

           ちょっと嬉しい出来事でした。

2010年2月16日 (火)

『人口減少時代における地域政策のヒント』

 春を待つ朝?
 寒いことは寒いのですが、季節はすでに「早春」でしょうか。

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 今朝、お師匠さま、通学途中にご来店してくださりました。
 レジで、ふいと間近に御顔を拝見してしまい、「えっ!」。
  一目瞭然の寝不足顔、青ざめた“壮絶”な御顔・・・。
 「あんまり人前に、出たくないんですよね~~」
 とぼやいていらっしゃいましたが。

 イヤイヤ!あと少し!

 ついつい自分、レジで「押忍!」なんて、言ってしまいました・・。

 今日は、本のネタ二題を。

 コンビニで売れ残っていた週刊誌「SPA!」2/16号、
「過激対談〔ひろゆきVSブログ市長〕」
 の見出しに魅かれて、ついついパラパラと・・・。
 結果、380円ナリで購入。

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 いや・・・、ですから、自分なんざ、竹原信一さんなんて「無視!」
したいのですが・・・・・。

(誌面より、一部引用させて頂きます)
『・・・・・
西村 でも、結果を出せば認められるんじゃないですか?
竹原 そういう部分には興味ないよ。悲しさを消すために仕方なくやり
  続けていることだし。だから私がいなくなった後に社会が少しでも
  良くなっていてくれれば、この切なさのごまかしの材料としても
  上等かなと。だいたい、市長なんてろくなものじゃないよ。

                            ・・・・』

 ・・・・・・・・・・・。

 ハイ、自分、完璧に扶桑社の宣伝に乗せられました。
『独裁者~“ブログ市長”の革命』
 予約注文してしまいました。
(ホントにほんと、ワンパターンですが、Amazonでの紹介は⇒こちら

 もうひとつの本のネタ。
『人口減少時代における地域政策のヒント』
  (牧瀬稔・中西規之編著、東京法令出版刊、定価税込2,310円)
 読了。
                (Amazonでの紹介は⇒こちら

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 これは、自治体関係者向けの本なのでしょうね。
 そう。竹原さんが攻撃対象とする「地方公務員」。
 そのギャップ。

 正直、自分には難しくて、解らない部分が多かったです。
 というより、解らない部分の方が多かった、と正直に書くべきでしょうか。
 そのギャップ。
 「“庶民”は、解らなくて当然。公務員は、解って当然」
 のまま、“見てみぬふり”をして、OK?

 私なりに、印象に残った「ヒント」。
 以前にも書きましたが、
第1章「人口減少危機における医療崩壊と財政危機
            ~銚子市における事例とその後の対応~」

 今度の4月、出水市長選。現職・渋谷さんに対して、対抗馬が立候補される
とのことですが、実は、渋谷さんに対しては、この銚子市と同じ批判をぶつ
けなければならないのかな~~。
(いや、だからといって、対抗馬の方が、即地域医療の問題を解決!とは
ならないと思いますが)

第4章「新しい市民参加型手法で創る特色ある自治体経営
    ~東京都多摩地域(三鷹市・小金井市)における市民討議会の事例から~」

 何度も書きますが、自分、以前は合併協議会の傍聴に欠かさず通い、「〇〇を考え
るシンポジウム」があれば、勇躍足を運んで、質疑応答ともなれば「はい!」と手を
挙げる・・・・・・、そんな“参加”意識のとっても高い市民でした。

 今、「うるせえ~。そんな暇があったら、寝てたいわ~!!」

 イヤ、例えば、職場の同僚の方々、コンビニへ毎日欠かさずいらっしゃってくださる
お客様の方々が、“気軽に”参加できる「市民参加型手法」とは??

 自分にとって、尽きぬ課題です。

第8章『離島「海の士(もののふ)」の挑戦
         ~島民一体で考え実施したこと~』

 わが雇用主さまである、コンビニオーナー殿が、話してくださりました。
「例えば商店街の空き店舗に、大学生に住んでもらって、いろいろ挑戦してもらおう」
 という構想。

 実は、島根県隠岐郡海士町に先例があるのかな・・?
 もちろん、海士町は離島ゆえ、「住んでもらって」ではなく「夏休み等に、島に長期
滞在してもらって」なのでしょうが。

 ところが、ふいと気がついたこと。コンビニオーナー殿も私も40代前半。
 自分らが学生時代の思い出、
 「学生は、ヒマ。確かに、お金はないかもしれけれど、割のいいバイトにありつける」
 という先入観から抜け出せないのかな・・・・。

 今どきの大学生って、どれだけ“遊び”に費やせるエネルギーが残っているのでしょうか?

 あっ、ついつい長くなってしまいました・・・・。

 今夜も夜勤、がんばります。

2010年2月15日 (月)

地域医療も「Smart Decline」の時代へ?

 2月15日。今日は年金支給日。
 エイヤッ!と起きて、気合十分。勤め先へ“応援”に行った
のですが、あれれ・・・・お客様、スクナイ・・・・〇| ̄|_。

 さて、お二組から頂いた「バレンタインのチョコレート」。
 

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 ありがとうございます。早速、頂いております。
 そして、男性への手軽な贈り物としての、靴下。
  そう思うと、これほど適切なものはないですね。
 (・・・とはいえ、私、バカの大足・・・)

 さてさて、地域医療を考える・・・・・。

国保水俣市立総合医療センター
 が公表されている、
「公立病院経営改革プラン」(Pdf形式です)に、

*救急医療体制への取り組みと実績
  が掲載されております。

 それによれば、平成19年度、
 救急医療に従事する者として(つまり、一晩病院内で待機するという
意味ですよね?)、
 医師1名、看護師5名の従事者6名。
「オンコール」(つまり、電話一本で病院に駆けつける体制という意味
ですよね?)、
 医師40名、看護師6名、検査技師1名、放射線技師1名、薬剤師1名の計49名。
(お医者さんは、勤務する方全員「オンコール」という計算になりますが)

 それに対して、平成19年度実績として、
  患者延数8.060人、うち入院となった人1,418人。

 電卓を弾いてみます。÷365で、
 1日あたり平均、患者数22.1人。入院者3.9人。

  時間外に、これだけの患者さんがいらっしゃると・・・。

「救急医療体制への取り組みと実績」と同じページに
*手術麻酔の実績
 も掲載されておるのですが、平成19年度は1,848件。
 一日平均とすると5.1件。

  こんな数字だけ抜き出してみても、読みづらいだけなのでしょうが、
 確かにかなりハードでありそう・・・・と、素人の私は思います。

 さてさて、ひるがえって、鹿児島出水。出水総合医療センター。
 もちろん地元市民の願いとしては、上記水俣に負けない陣容の救急医療体制の
再構築を、ということになるのでしょうが、
 
 それは現実不可能である。              ?

 なら、地域医療機関として、地域においてどういう役割を目指すべきなのか?

 伊関先生の著作をはじめ、種々読んでおるつもりですが、
 “再生”したとされる(イヤ、まだまだ試行錯誤中なのでしょうが)地域医療機関
は、まず過去の偉容に囚われない、そして、「救急医療体制」は縮小する・・・
                 というのが、定番であるように思われます。

 より広域的な地域医療圏において、出水総合医療センターがどういう役割を
担うのか?

 なかなか、口に出しづらいですよね。

   地域医療も「Smart(賢く)Decline(衰退する)」の時代?。

2010年2月14日 (日)

うつらうつら・・・・

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 昨夜は、「あっ、明日、走る方だな」と一見して解る方々が、三々五々、ご来店。

 不況といえども、日々地道に練習に励み、全国各地の大会に出場される市民ランナーの方がいらっしゃること、一点の句読点。

 ・・・・・・・・・・・

 スミマセン。「フルマラソンは、9時スタートです。市民の皆さま、応援を~~」という、広報車からのアナウンスを、寝床でうつらうつらしながら・・・・・。

2010年2月12日 (金)

「義理チョコ」、m(__)m

 まだ“酒断ち”は、継続できております。
 不思議なもので、最初飲んだ時は「なんだこりゃあ~、マジぃ~!!」
だった“ビール風炭酸飲料”が、今では晩酌の楽しみ・・・・・・

 さて、いくたびか拙ブログに登場して頂いた“憧れの女性”から、
昨11日、「14日には渡せないと思うから」と。

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 ひたすら申し訳ない気持ち・・・・。
 小声で話してくださりましたが、
「14日が日曜日だから、職場の方には知らぬふりをしようかな~と思った
んだけれど、それもね・・・。でも、お金を計算してみたら、えっ!って、
なっちゃった・・・」。

 はい。ホワイトデーには、私からは、せめて“3倍返し”を。

 さてさて、「出水の地域医療」を考える、という本題。

  ・・・・・・・なかなか。

 寝酒代わりに、只今読んでいる本、
『人口減少時代における地域政策のヒント』。

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 その第1部第1章が、
『人口減少地域における医療崩壊と財政危機
     ~銚子市における事例とその後の対応~』。

 私もいくたびか、この千葉県銚子市における市立病院閉鎖、そして、
その後の市長リコール問題を取材した記事に目を通してきたつもりだった
のですが、この本のこの章が、一番解りやすいかな・・・・。

 いやいや、これまで解らないながら地域医療について“勉強”(笑)して
きて、ようやく、やっと、ここまで到達したというべきなのデショウカ・・・・。

2010年2月11日 (木)

私が「出水の地域医療」を考える(1)

 春を呼ぶ 雨に濡れたり 旗はまた 午前3時の 夜風になびく

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 酒断ち三日目。身体も頭も“空転しまくり”という感じです。
 で、なかなか寝付けない・・・のが、ピンチ・・・・・。

 さて、本題。
 『地域医療~再生への処方箋~』(伊関友伸著)を読み終わった
ことを受けて。
 月曜日は市役所へ行って、平成20年度病院事業決算書をツラツラ
と小一時間眺めてみて・・・・・。

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 ここ数日、思わず口ずさんでしまうのは、
  ♪まだまだ探す気ですか?
    それより僕と踊りませんか?
     夢の中へ 夢の中へ
      行ってみたいと思いませんか?
               (「夢の中へ」井上陽水)
 先月見た映画「今度は愛妻家」で、挿入歌として幾度も登場した曲
であるのですが・・・。

 ご存知な方は、ご存知な数字だと思いますが、
 平成20年度末現在の時点で、出水市総合医療センターに在籍される医師
の方の内訳。

 内科   3名
 外科   4名
 産婦人科 1名
 小児科  2名
 整形外科 3名
 脳神経外科3名
 眼科   2名
 麻酔科  2名
 泌尿器科 3名
 放射線科 1名   計24名

 もちろん、これは「平成20年末」、つまり昨年の3月31日現在の数字であって、
平成21年度中の約1年間で、すでに若干変動しているとは思います。
 とはいえ、あの米ノ津川河口に聳え立つ偉容に比して、中身は空っぽに近い
状態が続いている、と素人である私をして書かせて頂きます。

(いえ、もちろん「医師が24名も居りゃあ、十分じゃないさ」と思う方もいらっ
しゃると思います。現に“地域医療”に関心を持つ前の私なら、そう思っていた
はずです。)

 これが、いざとなったら頼りになる大病院・・・・。

『救急医療
二次救急医療については、出水総合医療センター、高尾野医療センターで対応していますが、
同時に、当直医師の負担軽減のため、平成19年4月から平日の内科系夜間輪番時に、出水郡医
師会の先生方に初期救急対応の支援を、また、小児救急については、別に医師会の小児科の先
生方に、土曜日、日曜日、年末年始の夜間の支援等をいただいており、今後も、出水郡医師会に
応援医師派遣の協力を要請していきます。
また、救急外来受診者数は平成19年度以降減少していますが、依然として軽症の患者が救急
医療を受診される傾向があるため、かかりつけ医や当番医を受診されるよう、市民に啓発を行って
いきます。』
      (出水市病院改革プラン 平成19年~平成23年度)

 昨年2月に開催された講演会で、確か病院長が「1.5次救急医療を担い云々」と発言されて
いたような・・・・。
 コンビニで店番をしていれば、表の通りを救急車がサイレンを鳴らしながら走って行くのを
何度を目にするわけですが、その救急車の搬送先はどこよ?というと、極めて厳しい現状である
と、認識しなければなりません。
(いえ、これは、私ごとき独り者よりも、家族・親族が多数いらっしゃる方のほうが、より切実
に実感しているはずです)

出水総合医療センター
 のサイトに対して、近くの町の大病院として、例えば、
国保水俣市立総合医療センター
人吉総合病院
 のサイトとを、見比べてみてください。

 確かに「全国的な医師不足」という問題はあるにしろ、それぞれの町で“濃淡の差”がある
現実。その原因を深く掘り下げていく議論が必要です。

 そのために、一昨年・昨年と「出水地域のこれからの医療を考える」と題された公開講演会
が開催されたのであり、「今年も、あるんじゃないのかな~?」と、私は思っておりました。
 ところが、病院決算書とともに眺めた議会議事録に、ある市議さんが「今年も、地域医療を
考える公開講演会を開催する意志はないのか?」という質問をされて、市当局側が「開催する
考えはない」旨の答えをした部分を発見。

 実は私、これは市当局の判断に賛成。
 “なんとかの顔も三度まで”?。また外部から講師の方を招請して“ためになる”お話を聴
いて、拍手パチパチ・・・で閉会というパターンからは卒業しましょうヨ。
 昨年は、伊関先生の提案による、「医師招請」の署名活動が実施されました。講演会から、
具体的な活動が生まれたことは、及ばずながら賞賛させて頂きます。
 とはいえ。伊関先生の提案の趣旨は、署名活動を通して、さらに議論の輪が広がり、地域医療
を守ろうという日常活動が誕生していくべきである、であったはず。

 はい、自分がひたすら、ねぐら⇔コンビニを往復しているだけの生活で、地元のニュースに
まったく疎い身であること、認めます。
 しかし、そんな「出水地域のこれからの医療を考える」議論、あるいは動き、なんらかある
のでしょうか・・・・・・。

 押忍。私が「出水の地域医療」を考えてみます。(つづく、予定)

               ・・・・・って、「Economic Gardening」は?
                        というツッコミは却下!!です。

     
        

2010年2月 8日 (月)

で、さて、「病院、どうしたらいい、と思う?」

 本日、読了
『地域医療 ~再生への処方箋~』
 (伊関友伸著、ぎょうせい刊、定価2,190円+税)
        Amazonでの紹介ページは⇒こちら

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 で、さて、
 「病院、どうしたらいい、と思う?」

 答えを求めて・・・・・・・。

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♪探しものは何ですか?
  見つけにくいものですか?
   カバンの中もつくえの中も
    探したけれど見つからないのに♪
       (井上陽水「夢の中へ」より)
        

2010年1月14日 (木)

「食」は、コミュニケーション・ツールです

 大雪から一夜明けて。一日中降り続いていたら、どうなってし
まうんだろう??と、昨日は心配していたのですが、それは杞憂
だったようで、ひとまずホッ。

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 さて、昨日。
 出水では、こんな“事件”があったとか。
『新生児救命へ「足」駆使
  新幹線で医師ら出水へ 鹿児島市にヘリ搬送』

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 命を取り留めた赤ちゃんの、健やかな成長をお祈りいたします。
 
 さてさて、
『中小都市の「B級グルメ」戦略』
 とりあえず、読了。
『終章 「ご当地グルメ」から地域経営を考える』
 で紹介されるのは、上杉鷹山公。
 自分、歴史物にはあまり関心ないのですが、ふ~~ん、一冊読んで
みましょうか・・・・。

 で、
『・・・・すでに見てきたように、B級グルメには多くの人びとを巻き込
む力がある。私たちは、B級グルメを跳躍板にして新しい地域経営の第一歩
を踏み出す可能性にもっと注目すべきであろう。        ・・・・』

 私の言葉で、言わせて頂くと、
『「食」は、有力なコミュニケーション・ツール(道具)です。』

 「出水に企業誘致を」と力んでみたところで、それを巡る意見のやりとり
が、市民同士で出来るのか?というと、正直極めて疑問です。
 ところが、「出水のおいしいものは?」という問いを発してみれば、確か
に百人百様、思い入れのある答えが返ってくるでしょう。
 「食」の楽しさ。

 ・・・・と書いて、ふと。自分なぞ食事といえば、勤め先から頂いてきた
販売期限切れ弁当。“あるものを食べる”。「〇〇を食べたい」とは思わな
いのですよね・・・・・。
 “「食」の楽しさ”なぞと自分で書いて、自戒。

 次に手にした本は、
『私、フラワー長井線「公募社長」野村浩志と申します』
  (著:山形鉄道株式会社 代表取締役社長 野村浩志、刊:ほんの木
                        定価:1,500円+税
                  Amazonでの紹介ページは⇒こちら

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 う~~む、どうしても“読みやすい本”から、手にしていってるな・・・。

 いやいや。著者である、野村社長が1968年生まれと、私と同年(学年は、ひと
つ上の方のようですが)。そして、埼玉県越谷市生まれ。同年代、首都圏ベット
タウン育ち、という共通項に魅かれました。

 ただ今スラスラと読ませて頂いております・・・・。 

2010年1月 7日 (木)

竹原信一さんは、太宰治である!!・・・?

 深夜の商品の陳列作業。黙々と・・・。
 ふいと手が止まりました。配送用バットの底に貼り付いた、1枚の
値札シール。「森ストア」か・・・・。

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 思い出したのは、かつて出水の商店街にあった「丸天マート」。
 そんなご家族で経営されいらっしゃる、小さいスーパー・マーケッ
トなのかな~~??と、想像してみたり。
 「森ストア」で検索してみると、岐阜県内にあるとのこと。

 さて、ここからが本題です。
 鹿児島県阿久根市のお隣・出水市在住、かつ一応“地域活性化を
考えつつ”、しかも実名を晒してブログを書いている者として、
 今まで、ことさらに無視してきましたが、
 すでに全国のその名を轟かす、
 “ブログ市長”こと、阿久根市長・竹原信一さん、

 ハイ、とてつもない存在感でアリマス。
 その竹原信一さんのブログ(今まで、決してリンクを貼ることを
しませんでしたが)

 ・住民至上主義

「■2010/01/05 (火) 成人式式辞
 を、こちらにも転載させて頂きますm(__)m。
『式   辞 
                         
「新成人の皆様 本日は誠におめでとうございます。」普通はこのようにご挨拶
をするところでありますが、実感を申し上げれば、今の所、これからの社会はな
かなか生きにくい社会になってきそうです。
私たちは「競争することでより良い社会を作ることが出来る」と習ってきました。
しかしその考え方は既に破綻しています。今、日本では貧富の差が拡大しながら
貧困率が急上昇しています。
頑張って生産性を高めれば逆に失業者が増えるというありさまです。これは変え
なければならないし、変えることができると私は考えています。

私たちには、いつも何かが足りない、でもその正体が分からないという感じがあ
ります。足りないのはお金ではありません。満足感です。もっとはっきり言えば
今の社会では精神的なエネルギーの使い方を間違っているということです。精神
力をひたすら自分を満足させるためだけに使えば、それをやめることが出来なく
なります。麻薬中毒患者のように禁断症状が現れて他人から奪う癖までついてし
まいます。
いわゆる富裕層の中には金の亡者がたくさん居ます。そのために貧困家庭が増え
る一方で超高級品の需要は減らないということがおきているわけです。

満足感を得る方向を変えなければなりません。私たちは数限りない人々の働きで
今の暮らしがあります。たくさんの方が苦労して残した文化や発明品、建造物、
道路などのほか太陽や海、山、川などの働きで今があるわけです。誰も個人の力
では生きていません。私たち人間というのはいつの間にか生まれて生きて死ぬ、
この流れの一部に過ぎないのです。
今の社会は地獄に落ちた餓鬼たちの様に、人を踏み台にしてひたすら上る競争し
ているのと同じです。
この競争をやめ、私たちが進んで底辺の苦労を共有するようになれば、競争の勝
ち負けに関係なく幸福感と安心感で満たされる社会を作ることが出来ます。
苦労から逃げれば、苦労を他人に押し付ける文化が次の世代に引き継がれていき
ます。
次の社会のために進んで苦労を引き受けましょう。私はそこに人本来の満足感や
幸福感そして希望があると信じています。
進んで苦労を引き受ける皆さんに期待します。

平成二十二年一月五日
阿久根市長 竹 原 信 一                     
 』

 この式辞を聞く羽目となった新成人の方々って・・・・・・。
 いやいや、むしろ、あの!“ナマ”竹原市長を見ることが出来る!!、で会場は
大盛り上がりだったとか・・・・・。
 いやいやイヤ、新成人の方々にとっては、心はすでに、式後の“同窓会”にあっ
たのやら?

 すでに中年オジサン、かつては新潮文庫の太宰治本をすべて読破した、元少年と
しては、ここで太宰治を、竹原信一さんに重ね合わせてしまいます。
 以前にも、拙ブログに引用しましたが、もう一度、

・・・
突然、お隣りのラジオがフランスの国歌をはじめまして、夫はそれに耳を傾け、
「ああ、そうか、きょうは巴里祭(パリさい)だ。」
 とひとりごとのようにおっしゃって、幽(かす)かに笑い、それから、マサ子と私
に半々に言い聞かせるように、
「七月十四日、この日はね、革命、……」
 と言いかけて、ふっと言葉がとぎれて、見ると、夫は口をゆがめ、眼に涙が光って、
泣きたいのをこらえている顔でした。それから、ほとんど涙声になって、
「バスチーユのね、牢獄を攻撃してね、民衆がね、あちらからもこちらからも立ち上っ
て、それ以来、フランスの、春こうろうの花の宴が永遠に、永遠にだよ、永遠に失われ
る事になったのだけどね、でも、破壊しなければいけなかったんだ、永遠に新秩序の、
新道徳の再建が出来ない事がわかっていながらも、それでも、破壊しなければいけなか
ったんだ、革命いまだ成らず、と孫文(そんぶん)が言って死んだそうだけれども、革
命の完成というものは、永遠に出来ない事かも知れない、しかし、それでも革命を起さ
なければいけないんだ、革命の本質というものはそんな具合いに、かなしくて、美しい
ものなんだ、そんな事をしたって何になると言ったって、そのかなしさと、美しさと、
それから、愛、……」
 フランスの国歌は、なおつづき、夫は話しながら泣いてしまって、それから、てれく
さそうに、無理にふふんと笑って見せて、
「こりゃ、どうも、お父さんは泣き上戸(じょうご)らしいぞ。」
 と言い、顔をそむけて立ち、お勝手へ行って水で顔を洗いながら、
「どうも、いかん。酔いすぎた。フランス革命で泣いちゃった。すこし寝るよ。」
 とおっしゃって、六畳間へ行き、それっきりひっそりとなってしまいましたが、身をも
んで忍び泣いているに違いございません。
                                    ・・・・』

        (太宰治「おさん」より。青空文庫よりコピーさせて頂きましたm(__)m。)

 作者・太宰治の投影であろう“夫”に言わせる、セリフ・・・・。

 ・・・・と、ここまで連想して、ふいと思い至ったこと。

 太宰治は、その作品・そのデカダンスな生き方を完結させるために、最後には自殺(自裁?)
を選択せざる得なかったこと。

 いや、イエ、ん、なことは~ない!、
 もう一回、太宰治の作品を引用して、
・・・・・
 アカルサハ、ホロビノ姿デアラウカ。人モ家モ、暗イウチハマダ滅亡セヌ。

                                   ・・・・・』
              (太宰治「右大臣実朝」より。同じく、青空文庫よりm(__)m)   

   竹原さんって、まだまだ1200%“暗い”ですよね?

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