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2011年4月

2011年4月30日 (土)

あっ、4月が終わりか・・・

 鬱蒼たる(?)、新緑の季節。

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 そうか、今日で四月が終わりなんですね・・・・。

 今日ぐらいは、早く帰っていいですよね?

  愛しのヒロイン・御仮屋睦ちゃんには、もうしばらくお待ち願わねば。

2011年4月29日 (金)

仕事は終わってからが・・・

  仕事である。

 毎度毎度、「忙しい」ってのは、つまりそういうことで。

 深夜、黙々と・・・。

 って、そのくせ。

 ねぐらに帰ってきてから、外が明るくなるまで起きていたりする・・・・・。

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 いやいや。

 みなさま、よいGWをお過ごしください。

2011年4月28日 (木)

さ、GW入り

 昼間の雨は、夕方には上がり。
 夕日の写真を一枚、と思って、デジカメ片手にちょっと店外へ、と
いう機会をうかがっていたのですが、なかなかお客さまが途切れず・・・。
 ああ、世間様では、もうGW週なのですね。

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 本日、3時前に鹿銀出水支店にお邪魔したのですが、
       わっ、お忙しそう・・・・。
 
 ということで、かく書く私も、今日は覚悟して出勤イタシマス。

 つきましては、今日は自作小説、休載させて頂きます。m(__)m

 昨日、同僚の女性に「○○さん、身長って、おいくつですか?」
とお伺いしたところ、「158センチくらい」という回答。
 180センチの自分からすると、けっこう小柄というイメージを持って
いたのですが、158センチくらいって、今の日本女性の平均身長ぐらい
なのだとか。
 150センチほどでグラマーな女性となると、相対した男性はかなり
「ちっちゃいな~」というイメージを持つのかな・・・。

 愛しのヒロイン・御仮屋睦ちゃんには、どうやって柔道家・大山の
「諸手刈り」をかわしてもらいましょうか・・・・、思案中。

2011年4月27日 (水)

第四章「新米館主、初仕事」⑰

 今度は、一気に初夏になったような。
 爽やかな雨。

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  ・・・と思ったら、噴火活動が続く霧島連山の麓では、
「土石流の危険により、避難勧告」が出されたとのこと。
 降れば、降ったで、自然災害を心配しなければならず。

 さて、大の中年オジサンが、部屋の中で構えを取って、
(相手がこうきたら、こう動けるものだろうか・・・)
 と、あれやこれや研究中。
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    第四章「新米館主、初仕事」⑰
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、右「カテゴリー」内「自作
小説」をクリックしてください。)

 「いきます」
 大山が動いた。これまでよりも、早い動作だ。左手が右腕を狙ってきたのは
ひょいとかわしたら、右手は今度はぐっと突き進んで、道着の襟を狙ってきた。
 (おっと)
 相手の右手を軽く左手で払いながら、睦の足が動いた。ただ後ろに下がって
かわすのでは面白くない。左足を軸に半回転しながら、大山の身体の右側を沿
うように移動して、後ろに出た。
 「出ましたね、新納流。相手の身体の弱点となる側を移動する術。」
 「あらあら、大山さん、よく新納流を研究されていらっしゃるようで。私、
すぐ捕まってしまうのかしら・・・。」
 人体は、一見左右対称のように見えるが、もちろん「右利き」「左利き」が
あるように、それは非対称だ。右利きの人間は、左方向への動きより、右方向
への動きはワンテンポ遅れがちだ。確かに新納流は、相手の身体のクセを素早
く把握して、それを利とすることが、動きの基本だ。
 
 「さ、今度は諸手(もろて)刈りで、いきます」
 大山が、宣した。「諸手刈り」とは、つまりタックルだ。早い動きが、襲っ
てきそうだ。
 「さて、私は、どうしましょう・・」
 睦も、応じた。
                         (つづき)
  スミマセン、アクション・シーンは少し端折ります。
 

2011年4月26日 (火)

第四章「新米館主、初仕事」⑯

 深夜の架線工事。

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 実は一日半の休日を頂いたのですが、休日なんて
あっという間に・・・・。

 さ、出勤前の気分転換に。
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    第四章「新米館主、初仕事」⑯
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、右「カテゴリー」内「自作
小説」をクリックしてください。)

 大山と一間(約1.8m)ほどの距離で向かい合う。睦は軽く両脚を開いた状態
で立つ。特に力は入れない。対する大山は、左足を半歩前に踏み出した構えだ。

 「いきます」
 大山が一声掛けて、左足を進めてきた。左手で、睦の右肩を狙ってきた。
 (これは、余裕)
 足を動かさず、上体をそらしてかわす。
 「今度は、右手で」
 右足を踏み込んで、左肩を狙う。
 (まだ、まだ)
 上体をかがめて、大山の右手に空を切らせる。
 「左右、交互で」
 先の左手は、肩を少しずらして避け、後の右手は、上体を大きくひねって
よけた。
 「古武道だと思うと、ボクシングのような動きですね。」
 「いえいえ、これは大山さんがやさしいから、出来る動きです。」
 「そうじゃ、そうじゃ。わしが仕込んだ、むっちゃんじゃ。大山くん、遠慮は
いらん。胸をぎゅーっと鷲掴みして構わん。」
 「ちょっと、じいさん。さすがに、ここでそういう冗談はよして。」
 「そうですよ~、新納さん。録音中なんですから~」
 桐嶋は、相変わらずカメラのファインダーから目を離さない。

 義彰のいつもの軽口に、大山は明らかに動揺したようだ。ちょっと咳払いを
してから、
 「それじゃあ、今度は、御仮屋さんの足を動かしてみせます。」
 と、再び構えをとった。
 「どうぞ、緊張します。」
 睦も、応じた。
                         (つづく)
  身体の動きを文章で表現するのも、なかなか難しい・・・・。

2011年4月24日 (日)

第四章「新米館主、初仕事」⑮

 青き空を 泳ぐ

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 さ~~て、もうすぐGWですね。
 って、24時間年中無休のコンビニ店員には、あまり関係のないことで。
 むしろ5月から任命された「シフト表(勤務表)作成」の重責・・・。
 文句を言わずに黙々と働いてね~~という思いと、やっぱり人並みに
はGWを楽しむ時も持って欲しい・・・という願いあり。

 さあ、一気呵成に書きます!
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    第四章「新米館主、初仕事」⑮
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、右「カテゴリー」内「自作
小説」をクリックしてください。)

 「さ、大山さん、初めましょうか。とは言っても、最初はお手柔らかにお願い
しますね。なんたって、私には初めての“他流試合”なんですから。」
 「了解しました。最初は、しっかり御仮屋さんの動きを拝見します。」
 大山は、ぴしっと気をつけの姿勢から、敬礼を返してくれた。

 「ちょっと、ちょっと、待ってください~!。勝手に始めちゃわないでくだ
さい。紫尾市の活性化のためにも、ここでいい映像を撮るんですからねっ。
 新納さん、お話のとおり、レフ(反射)板持ちをお願いします。新納さんな
ら、二人の動きに十分合わせることが出来ますよね。」
 「ほい、来た。おまかせあれ。」

 「・・・・って、ちょっと、紫尾市の活性化ですか?」
 「あっ、御仮屋さん。紫尾市の活性化に興味がない、なんて、言わせません
よ。若い力が、紫尾を変えるんですから。」
 以前は、大手電気メーカーの工場が24時間フル稼働していた紫尾市だが、そ
の工場も閉鎖され、それに代わる進出企業が見つからない現状だ。地元書店の娘
であり、新米ながら一信金職員である睦も、紫尾市の将来に危機感を持っている。
 (はぁ・・・・。とは言ってもね・・・)

 「最初の二人が向き合う位置は、背景が屋敷となるように、ここにしてくださ
い。新納さんは、ここで。特に御仮屋さんの顔が影で暗くなってしまわないよう・・」
  桐嶋がさっさと指示を出していく。ちょっと呆気にとられる睦。
  そんな睦に、ひょいと小雪が視線を合わせてきた。
 「がんばって、新米館主さん。初仕事でしょ。」
 にっこり笑って、敬礼の真似をしてくれた。
 (ありがとうございます、先輩)
 睦は、小雪の方に一礼した。

 改めて、大山と向き合う。男性としては決して長身とはいえない身長170センチ
そこそこだろうが、それでもやっと150センチの睦からすれば、はるかに大きい。
 睦は、深呼吸をひとつした。
 「それでは、大山さん、最初は、軽くお願いします。」
 「はい、最初は、片手でつかみにいかせてもらいます。」
                           (つづく) 

2011年4月23日 (土)

第四章「新米館主、初仕事」⑭

 深夜は、久しぶりに土砂降りの大雨。
 一雨降って、温かくなる・・・と期待したのですが、やっぱり
少々肌寒い・・・・です。
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 さ~~て。です。
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    第四章「新米館主、初仕事」⑭
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、右「カテゴリー」内「自作
小説」をクリックしてください。)

 「大山さん、最初はちょっと“お遊び”をしましょう。私、小さい頃から
じいさんと遊んできたやつ。」
 睦は、すっと大山の前に右手を差し出した。
 「大山さん、私の手を捕まえてみてください。もちろん、私はそれに捕まら
ないよう、よけますからね。」
 「なるほど。反射神経の訓練ですね。」
 大山も、両手をちょっと引き気味に構えた。

  サッ
 大山の右手がわずかに動いた。
 ところが、睦の手はピクリとも動かない。
 「相手に(つかまえたっ!)と思わせるギリギリの瞬間に、かわすのが
通なんですよ。」
 睦は、にっこりと解説を加える。
 「う~~ん、フェイントにはだまされない、ということですね。」
 大山は、ぐっと腰を落とした。
 (あれれ・・、やっぱり柔道家なんだ~)

  ヒュッ!
 やや大振りに右手が睦の手を狙ってきた。ちょっと動かしてかわした瞬間を、
左手が素早く狙ってきた。
 (おっと!)
 難なくかわしてみせた。

 その時、裏の方から義彰たちが戻ってきたようだ。
 「・・・・そうじゃ。武家屋敷なぞと言うと、家の部分だけを一所懸命保存
しようとするようじゃが、このように“山”も畑も屋敷の一部分なのじゃ。」
 この屋敷の主である義彰が、得意気に説明している。
 「自給自足ですね。梅の実がたくさん成っているようですが、やっぱり梅干し
にでもされるんでしょうか?」
 「そうじゃ、そうじゃ。そうだ、今度梅の実ちぎりをする時には、水溜さん、
また遊びに来んしゃい。」
 睦の先輩・水溜小雪は、なかなか聞き上手のようだ。
 そして、テレビカメラマン・桐嶋誠治はというと、二人のやり取りをしっかり
撮影すべくカメラのファインダーから目を離さないまま、歩いてくる。それはそ
れで感心に値する、プロ意識だ。
 極めつけは、タダモトだ。先導役とばかりに、小雪の一歩前で静々と歩を運ん
でいる。
(まったく、私といる時とは、全然違う態度じゃない・・・)

 「ほ~~、久しぶりに見るの~、そのむっちゃんの道着姿。
                       ・・・・・・
  いやいや、柔道家の大山くんに相手をしてもらうんだから、つかまえられない
よう、身体にピッタリのレオタードなんて、よかったんじゃなかろうかの。」
 「うるさい、じいさん。いいの、これでもちょっとキツイ感じがするんだから。」

                        (つづく)
   わ~~~、だからアクション・シーン・・・・・。

2011年4月22日 (金)

Ever live young

 さ、こいのぼりの季節。
 今年の春は肌寒い日が多いので、実感しなかったのですが、新聞の記事に
よれば、九州南部は「少雨」なのだとか。

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 さて、自作小説のネタ探しで、結構楽しく読ませて頂いております。
シェイクスピア。
 ・・・・って、けっしてその作品そのものではなく、安直に、
   こちら。

 Yet do thy worst,old Time:despire thy wrong,

   My love shall in my verse ever live young.

(どうやら「thy」というのは「you」の古典語と解釈してOK?)

『年老いた「時」よ、最悪の仕打ちをするがよい。どんな無法を働こうとも、
わが敬愛する人は私の詩の中でいつまでも若々しい姿なのだから。』

 わが愛しのヒロイン・御仮屋睦ちゃんに
 「新納流は、不滅よ」
 という意味で、使ってもらおうかしらん・・・。

 そして、こちらは有名な一節だと思います。

  Let me not think on't! Frailty,thy name is woman!

『もう考えないことにしよう! もろきもの、おまえの名は女!』

 訳によっては「もろきもの」が「か弱きもの」となっているでしょうか。

 「女なんぞが館主の、古武道なんぞ!」
 と吠える、筋骨隆々の“道場破り”を迎え撃つ場面なんぞも・・・・。

  はい、
 たかがツマラン自作小説ですが、構想だけは、かくのごとし。

 

2011年4月21日 (木)

第四章「新米館主、初仕事」⑬

 今が盛りなり、でしょうか。

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 ふ~~、早くも出勤前です・・・・。
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    第四章「新米館主、初仕事」⑬
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 いやいや、新米館主・御仮屋睦としても、ぴしっとお化粧をして“神秘性”
を装っているわけか・・・・。「どんなスゴい流派だろう?」と期待を先行
させ過ぎて、失望に転じさせてしまうのは心苦しい。
 「う~~ん、難しい話はじいさんに任せるとして・・・。一応戦国時代の
生死を賭けた戦いの場で、生き抜くための技です。基本は(手に持てる物は、
なんでも武器にする)。だから、素手で向かい合うということは、あまり想定
されていなかったはずなの。けれども、時代が変わってくるにつれ、素手での
技術も追加されていったようです。」
 「え~~、じゃあ、御仮屋さんは、今日は懐に短剣を忍ばせているとか・・?」
 「いえいえ、そんなことないですよ~。なんでしたら、ボディチェックをして
してみますか。」
 睦は、自分の胸をポンと叩いてみせた。
 「いえ、それには及びません。」
 赤面してしまったことを気取られたくないのだろう、大山が生真面目に答えた。

 「新納流には、立派に『逃げる』というのも技なの。無理して、勝てない相手
に立ち向かう必要はない、『逃げる』も立派な生き残る手段という位置づけなん
です。だから、柔道のように「組む」ことを極端に嫌います。自分より力のある
者には、まず抑え込まれない。相手を倒す時は、一瞬のスキを狙う。今日は、柔
道家の大山さんに、新納流の「組まない」という特長を見てもらいたいと思いま
す。
 「あ・・、なるほど、あの防犯訓練の時の御仮屋さんの動きですね。」
 大山が、うなづく。
                          (つづく)

 さあ、いよいよさらに難しいアクション・シーン・・・・・

2011年4月20日 (水)

第四章「新米館主、初仕事」⑫

 「10,000人のお掃除革命」は、“仕事関係”で購入した本。
 実は、それと一緒にAmazonにて購入した一冊。

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 わが愛しのヒロイン・御仮屋睦ちゃんには、折々に英語の決め台詞を
うそぶいてもらおうかな~~と。
 で、英語とくれば、そりゃあもう!シェイクスピアでしょ!!!
 と思ったのですが、う~~む、さすがにハタチの女の子に、シェイク
スピアは重すぎるでしょうか・・・?
 映画「ノッテイングヒルの恋人」あるいは思い切って「インディ・ジョー
ンズ」の中から??

 さて。
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    第四章「新米館主、初仕事」⑫
(最初から読んでみたいと思ってくださった方は、右「カテゴリー」内「自作
小説」をクリックしてください。)

 春の陽射しは、意外ときつい。
 直射光の眩しさに、つい顔をしかめてしまった。
 ふと思うと、表はずいぶんと静かなようだ。(あれ?)と思ってちょっと首
を動かしてみると、門から玄関まで敷かれた石畳の上で、柔道着に着替えた大
山隆志が、黙々とストレッチ体操をしている。同時に、大山も睦の姿に気づいた
ようだ。
 「あっ、御仮屋さん・・・、お待ちしておりました。」
 しげしげと見つめられてしまった。
 (もう、照れますよ~)
 睦は、今度は勢いよく立ち上がって、縁側から庭に飛び降りた。毎朝、睦が
掃き清めている庭だ。小石ひとつ落ちていない。
 「あっ、新納さんたちは『屋敷の裏も案内してやろう』ってことで、裏に
行ってます。」
 道理で静かなわけだ。大山も、立ち上がった。
 「ところで、御仮屋さん、新納流って、どんな流派なのでしょうか?一言
で、じゃ難しいのでしょうが。」
 大山が訊ねてきた。もっともな疑問だ。とかく『古武道』なぞというと、
“神秘のベール”に包まれたもの、というイメージが先行してしまう。
                          (つづく)

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