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2010年2月 1日 (月)

【和訳に挑戦!】Economic Gardening(その4)

 ちなみに、1/23付で紹介させて頂いた数学の問題、わが兄は
解いた、とのこと。

                さすが!
 「『数学』なんて、日常の生活で役立ったことなんて、あるかい~!?」
 とうそぶいてみるのも、大いに結構なことですが、
 でも、現代社会。そんな“頭のよい人”を原動力として、変革し続けてい
る部分の方が多いのでしょうし、時には、平伏して“教えを請う”ことも
必要であると、肝に銘じておきたいと信じます。

 さて、TSUTAYA-onlineにて注文した本2冊、TSUTAYA出水店にて受取購入。

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 ・・・著者である、牧瀬稔先生、“その分野”では有名で、各地の自治体から
引っ張りだこの方であるよし。う~~~ん、とはいえ、えてして、ある専門分野
においては、絶大な知名度を誇る方の著作って、「一冊読めば、十分」・・・・
と思ってしまうのが、懐がサビシイ“庶民”の悲しさ・・・・デス。
(少青年時代、畑正憲・北杜夫・太宰治の文庫本をズラ~ッと並べた、のは何だ
ったのでしょうね?笑)
 牧瀬先生、“期待はずれ”を期待させていただきます!。

 さ~て、2月1日。気持ちを新たに!。

Economic Gardening

 をネタに。続きです。

『Early Learning
 (初期の段階)
 Small vs. Large Companies
 (小企業か?、大企業か?)
Almost immediately our thinking was challenged. As David Birch continued to
refine his pioneering work about the source of new jobs, it became clear that
only three to five percent of all companies were high growth and these were
creating the great majority of new jobs. Birch coined the term "gazelles" to
describe these nimble, fast growing companies, a term which has since come
into widespread usage. This small percentage number turned out to be true
for Littleton and seems to be generally true for most communities (company
towns being the obvious exception). At the time small businesses were the
sweethearts of the political world and indeed we had sold our own program
under that banner. However, data started coming in, which indicated that
it wasn't small business which were driving job creation but rather a few
fast growing businesses (small companies that would soon be large companies).
So we got out of the small vs. large debate. The real issue was about rate of
growth.
《ほとんどすぐに、我々の考えは難問にぶつかりました。デビット・バーチが、新規雇用
の開拓に努力し続けた結果、ごく一部の会社のみ3~5%におよぶ成長率を達成し、新た
な雇用も創出しました。バーチは、“ガゼル(縞馬)”という研究会を発足させ、このより
成長率の高い企業の実態把握に努めました。ごく一部の成長率の高い企業が、地域に雇用を
産み出すという真実は、リトルトンをはじめ、多くの自治体に当てはまることのようです
(ごく一部の「企業城下町」を除いて)。当時、中小企業といえば、市政と“癒着した”
関係にありました。我々は、その状況下で、このプログラム(エコノミック・ガーデニング)
を実行しようとしていました。しかし、データは入り始めました。雇用を創出しているのは、
雇用を牛耳る中小企業ではなく、ごく少数の成長企業でした(小企業から大企業へ、すぐに
成長する)。「小企業か?、大企業か?」ではありません。問題の本質は、成長率です。

 ・・・・・私の訳し方が、恣意的すぎるのかもシレマセン・・・・・。

 しかし、ここ鹿児島・出水でも、例えば日本共産党の市議さんは「大企業頼みではなく、
地元中小企業育成を」と主張されていらっしゃいます。が、その中身とは・・?

              

2010年1月29日 (金)

『市民団体としての自治体』

 満月近し。橋の欄干にデジカメを抑えつけて、15秒。

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 さてさて、
 『市民団体としての自治体』
     (岡部一明著:御茶ノ水書房刊、4,410円ナリ)
       【芸が無いのですが、Amazonでの紹介ページ⇒こちら
  読了。

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 「読む」とか「考える」とかいう作業には、ある程度寒い方がよろしいようで。
 買い込んだ当初は「一年分~?」と思っていた本の山を、順調に消化中です。
 やっぱり最大の難関は『よくわかる分子生物学』となりそう・・・・。

 で、『市民団体としての自治体』の中身ですが、私が関心があったのは「アメリ
カの地方自治体」。それゆえに、香港・中国・ヨーロッパ諸国等の自治制度を調査
された章は、ほぼ“飛ばし読み”。m(__)m
 平凡な日本人として、初っ端「え~~!!?」と驚かされるのは、
“高速道路建設反対運動のために(!)設立された、メイウッド・パーク市
                             (人口約750人)”
 であったり、
“自治体のない地域”
 (日本的には、市町村に属していなくても、都道府県には所属しているということ?)。

『アメリカの自治体は、市民が設立する。その地域の住民が住民投票で「つくろう」と
決議して初めて自治体ができる。逆に言うと、住民がつくると決めなければ自治体はない、
ということだ。』(「はじめに」から)
 それゆえに、日本の地方議会とは、だいぶ趣が異なる地方議会。
 議員でもない、一般市民が「発言」できるとのこと。
『・・・・
発言する人は、希望を出して順番を待つ。一議題につき一人一回まで発言できる。その街の
住民か、アメリカ国籍かどうかさえと問われない。聞いてはいけないと法律に書いてある。
日本の市町村議会で発言したことがない人でも、アメリカに行けば市議会で発言できる。
                                   ・・・・』

 日本人から見ると、かなり“刺激的”な存在であると思いませんか?
(いやいや、中には「市民団体」という言葉に拒否反応を示す方がいらっしゃるかも
しれませんが)

 一方で、「ルポ・貧困大国アメリカ」であったり「アメリカ人の半分はニューヨークの場
所を知らない」(タイトルだけで、中身はまだ読んでおりません)であったり、アメリカの
“影”の部分を知る本は、いくらでもあります。
 アメリカ人すべてが積極的に「地方自治」に関わっているかというと、さにあらず。
 日本と同様の問題点も抱えているはず。

『・・・・・
ある時代にできた制度は、時代の変遷につれて変えていかなければならない、ポートランド
の近隣組合制度も今、オーバーホールの途上だ。どちらかというと白人男性を中心にした参加
組織だったものを、近年増加している移民やマイノリティの人々、女性、障害者、若者、高齢
者、低所得者、その他マージナルな立場に居る人をより参加しやすくするような制度へと変える
努力が続けられている。                        ・・・・・・・』
                      (「第九章 ポートランド自治モデル」より)

 当然、日本も同様。

 私ごとき、不規則勤務時時間労働者(長ったらしい自称ですね)として、希望を見たいのは、

 「群集の知恵」

『「群集の知恵」とは「群集の狂気」への反語して使われるインターネット社会の言葉だ。
ネットを通じた多様な人々の一見無秩序なコラボレーション(協働)が専門家集団に勝る仕事
を生み出す時代の兆候を表現している。・・・』

 またまた、本を2冊購入手続き。今度は、ツタヤ・オンラインを利用。
・人口減少時代における地域政策のヒント
・政策形成の戦略と展開

 フトコロが・・・・・(-_-;)。いや、「読書には、冬が最適」? 

2010年1月28日 (木)

【和訳に挑戦!】Economic Gardening(その3)

 わ~い!これぞ「ケムトレイル」だ~~。
(「ケムトレイル?、なにそれ?」という方は、検索をしてみてください)

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 で、夜には本格的な雨。

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 確かに、地上の広範囲に微小物質を散布するには格好の気象条件であった・・、
ということになりますよね・・・?

 ・・・(*_*;。オッホン。私たち、地上に這いつくばって活きる者。
 はるかな上空で行われていることなぞ、「そんなの、知るか~~!!!」
                    (笑ってくださいナ)

 さてさて、「一年の計」に立ち返って。
【和訳に挑戦!】Economic Gardening(その1)
【和訳に挑戦!】Economic Gardening(その2)

 挫折しつつあったのですが、ナルホド。「The recruiting 」を「企業誘致」と
訳せれば、その先に進めます!!<m(__)m>。

Economic Gardening

 続きです。

『Further, we had a sense that successful recruiting programs existed primarily
in those areas that were attracting new businesses any way, regardless of whether
they had an economic development program. For every successful recruiter who
represented a hot office/industrial park in a major metropolitan area, there were
literally hundreds of economic developers in rural areas, inner cities and small
towns who struggled without much real success.』
さらに、ニュービジネスを惹き付けるまでに成功した企業誘致の事例は、その地域が
経済計画を持ち合わせていたか、否か、には関係ないと思っていました。大都市において、
活発なオフィス・工場を成功させた起業家の陰には、地方都市・農村において起業を志した
多くの人の奮闘があります。

『There was another, darker side of recruiting that also bothered us. If an outlying
area was successful at attracting new industry, it seemed to be a certain type of
business activity: the branch plant of industries that competed primarily on low
price and thus needed low cost factors of production. Rural towns with cheap land,
free buildings, tax abatements, and especially low wage labor would "win" these
relocating businesses. Our experience indicated that these types of expansions
stayed around as long as costs stayed low. If the standard of living started to
rise, the company pulled up stakes and headed for locations where the costs were
even lower, often Third World countries.』
もうひとつ、「企業誘致」には否定的な側面があります。地方が企業誘致に成功した
ケースとは、一定のパターンがあるように思えてしまいます。価格競争の中で、少しでも
生産コストを切り詰める必要に迫られた業種。安い土地代、空き工場、減税措置、なにより
も、安い労働力が自慢の自治体は、企業誘致に“成功”します。私たちの経験によれば、生
産コストが低く抑えられている限りは、その工場は操業し続けます。しかし、地元住民の暮ら
しが良くなり始めた途端、その企業は、さらにコストを低く抑えることが出来る、例えば第三
世界へと、移転していきます。)

『This was the world then when we proposed another approach to economic development:
building the economy from the inside out, relying primarily on entrepreneurs. We knew
it wouldn't be glamorous work nor work which would get 40-point-type headlines. But we
sensed that if we could develop a solid alternative model, even if it took years to
implement that model, we would make a valuable contribution to communities all over
the world.』
そんな世界の現状を省みて、私たちは、地域に根ざした経済開発を提唱することとなりました。
それは、新聞の見出しを40ポイントの大きさで飾るような派手なことではなく、とても地味なこと
であること、覚悟していました。しかし、「企業誘致」に代わる経済成長策が、例え長い年月を
要して現実化するものだとしても、それが、全世界の自治体の見本になる、と信じていました。)

『After two years of formulating and developing the idea, we launched economic gardening
with the simple concept that small, local companies were the source of jobs and wealth
and that the job of economic developers should be to create nurturing environments for
these companies. Since then we have often compared our experiences to Alice following
the rabbit down the hole to Wonderland. It has been a long journey with many bends and
twists in the road and one that has been full of constant surprises.』
(「エコノミック・ガーデニング」の概念、地元企業の雇用・富の創出力を活かした地域活性化
策を、より説明しやすくするために、2年を要しました。それは、(不思議の国の)アリスが、
うさぎを追いかけたばかりに異次元へと転がり落ちたような、紆余曲折と驚きの連続でした。)

 ・・・・・ゼエゼエ・・・・・。

 

2010年1月26日 (火)

fix buffalo today

 やっぱり!、夜明け。

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 『「都市縮小」の時代』読了。
 う~~~ん、新書って、お手軽に読める楽しさがありますね。
 Amazonでまとめて買ってしまった“専門書”の山は、まだまだ・・・・。

 さて、『「都市縮小」の時代』にて、紹介されていたアメリカ発のブログ。

 ・fix buffalo today

 本より一部引用させて頂きます。
『 FixBuffaloという名前のブログがある。「バッファローを立て直す」とい
う意味である(Fixには「修理/整頓」の意味がある)。バッファロー(ニュー
ヨーク州)はアメリカのフロストベルトにある工業都市である。途轍もないス
ピードで衰退するバッファローを如何に再生するかを考えるために、バッファ
ローっ子が立ち上げたブログである。バッファロー救済ネットという感じであ
る。・・・』

 「Economic Gardening」をそっちのけにして、これは読んでみたいっ!

 例えば、1/08/2010 at 1:49 PM付け
 ・Lourdes on Main Street - For Sale, again
 (目抜き通りの大聖堂~「売出中」、再び

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『fixBuffalo readers may remember the auction here at Lourdes - September 2008 -
when dozens of people gathered to glimpse and gawk at the devastated interior
for the first time since the Catholic Diocese first closed the doors in 1993.
Fast forward fifteen months and this amazing architectural gem is now
available again.』
fixBuffaloの読者皆さん、この大聖堂が2008年9月、競売に掛けられた時のことを思い
出してください。このディオシス(?)カトリック教会が1993年に閉鎖されて以来、初め
て開けられて、何十人もの人が、その荒れ果てた内部を呆然と見回した時のことを。
 15ヶ月の時間を経て、この町の至宝を再活用する目途がつきました。)

 アメリカでは、教会すら競売にかけられるんですか~~い。
 って、日本でも宗教団体が作った大仏像が・・・・っていうお話、聞いたことが
 あるような・・・・。

  いやいや、まずは、やっぱり「Economic Gardening」を・・・、かな?
 

2010年1月25日 (月)

『「都市縮小」の時代』

 八重洲ブックセンターのお隣、みずほ証券の電光掲示板。

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 ガラスに映る人影が、すべてスーツ姿というのが、
             “いかにも場所柄”?
 東京駅周辺でお勤めしている方には、これが平々凡々な日常の
光景なのでしょうが、う~~ん、田舎者には、オドロキの光景。

 大きくため息をついて、実家を出発して、羽田空港へと向う
道すがら。御徒町駅で下車して、湯島天神へ。
 そして、もうひとつ、東京駅。
 荷物をギュウギュウに押し込んだザックは、ひとまずコインロ
ッカーに。で、まずは向った先は、八重洲南口・
           八重洲ブックセンター

 一度入店したら、余裕で一日楽しめる・・・・イエ、今でも
確かにそうなのですが。
 「ああ、これがAmazonで検索した本の、現物か~」
 という“確認”作業になってしまい、感動半減。

 月並みですが、リアル本屋さん、Amazonに負けるな!!

 羽田ー鹿児島間の機中で気軽に読める本を、と文庫・新書の階へ。

 レジにてブックカバーを付けていただき、購入したのが2冊。

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 一冊は、
 『女たちのジハード』(篠田節子著:集英社文庫)。
 ハイ、機中で貪り読ませて頂きました。
 13年ぶりに読ませて頂いたのですが、
 「エエッ~、こんなエッチな小説でしたっけ~~!!?」
 特に、筆頭主人公・康子さん・・・・。

 で、本題は、もう一冊の方です。
『「都市縮小」の時代』(矢作弘著:角川oneテーマ21)。
           Amazonでの紹介は・・・⇒こちら

 以前、実家に電話した時、おふくろがNewsWeekで読んだ話として
話してくれたのでしたっけ・・・・。
「アメリカには、もう人口は増えないと諦めて(?)、空き家を壊して、
公園や緑地にしている都市が、実在すると」。

 それだ!ヤングスタウンか!!

 著者である矢作弘さんの名前は、以前「商店街活性化」あるいは「中心
市街地活性化」をテーマとした本をせっせか読んでいた頃、とてもお馴染み
でした。
 ただ今、まだセッセカ読んでいる最中なのですが、
  ああ、その矢作さんが書かれた本の落とし所、やっぱり・・・・。
 そして、アメリカ・ヨーロッパと“縮小都市”を取材されているのですが、
通り一辺倒・・・・、結局オフィシャル(再開発する)側の意見を聴くばかり
なのかな~~~、というのが物足りない点。

 いえ!、だからこそ。旧東ドイツの都市。そこに住む、再開発に反対する住民
の声も取材されている点、三重丸。

「Smart(賢く)Decline(衰退する)」。

 今日午後、NTT出水営業所跡に設けられた「出水求職者総合支援センター」の前を
通ったのですが、備えられたパソコンに向って職探しをされる方の姿、多数。

「出水で、暮らし続けたい!」

 と思う一方で、

「出水で、暮らしていけるのだろうか?」

 と思うのは、当然。

 そんな生身の市民の方を目にしながらの、

  「Smart Decline」

  とは?

2010年1月15日 (金)

『私、フラワー長井線「公募社長」野村浩志と申します』

 ふ~~、午前2時前に、ねぐらに帰ってこれたのですから、今日は
よし!としましょう。
 歩道は、ちょっと凍結?の広瀬橋の上。

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 ・・・で、ひょいと思ってしまったのは、欄干に置かれた「融雪
剤」(?)。出番としては、積雪した雪が凍結する夜こそ!!だっ
たと思うのですが、そのまま鎮座。“誰かが、ボランティアで路上
に散布してください”ということなのでしょうが、えっ?、その“
誰か”って、私のこと??・・・・・。

 さて、読みやすい本は、速く読める、という、とっても常識。

『私、フラワー長井線「公募社長」野村浩志と申します』
                       読了。
 今日は、筆者のイラストが掲載される裏表紙を。

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 で、筆者が社長を勤める
山形鉄道 株式会社
 を通して、この本を購入すると、500円が山形交通の“収入”に
なるのだとか。初版4,000部。世を騒がす著名人の方の著作と比べれ
ば、とっても“カワイイ”部数。
 イヤイヤ、以下に書く、私の感想は「辛口」と思われかもしれませ
んが、それでも。

  肥薩おれんじ鉄道沿線住民なら、読みましょう!!!

 
 う・・・・ん、1968年生まれ、首都圏ベットタウン育ち(それが、
いかにも“中流家庭”と呼ばれていた時代)。
 傲岸不遜に書かせて頂きますが、
「男子なら、4年制大学に進学するのが、当たり前」。
 「自由」を校風とする、わが卒業高校・千葉県立K高校なら、当時
男子生徒の75%は、“浪人”だったとか・・・・。
 私が、筆者に反感を持ったのは、「いじめられっ子」を自称する割には、
しっかり大学へ進学させてもらい、ちゃっかり卒業させてもらっていること。
 そして、旅行会社に入社した後の、モーレツ“会社人間”ぶり。

 ・・・・・・青ヶ島・宝島と渡り歩いた私には、理解不能・・・で。
 正直、私には、筆者の“ねじくれた”上昇志向に共感できません。

 とはいえ!!!

 『そう、フラワー長井線を「観光鉄道化」する事が最優先課題です。』

 「地元の足」を守るため。そのミッションの明確さ。

  ・・・・・肥薩おれんじ鉄道も、はっきりと「観光鉄道化」を目指す
べきなのかな~と。
 イヤイヤ、それはアンタが疎いだけであって、
肥薩おれんじ鉄道
 も「観光鉄道化」を目指して奮闘しているんだ!!
 という反論を当然頂くのでしょうが、
 それは「山形鉄道」「肥薩おれんじ鉄道」のサイトを、見比べてみてくだ
さいマセ・・・。

2010年1月14日 (木)

「食」は、コミュニケーション・ツールです

 大雪から一夜明けて。一日中降り続いていたら、どうなってし
まうんだろう??と、昨日は心配していたのですが、それは杞憂
だったようで、ひとまずホッ。

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 さて、昨日。
 出水では、こんな“事件”があったとか。
『新生児救命へ「足」駆使
  新幹線で医師ら出水へ 鹿児島市にヘリ搬送』

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 命を取り留めた赤ちゃんの、健やかな成長をお祈りいたします。
 
 さてさて、
『中小都市の「B級グルメ」戦略』
 とりあえず、読了。
『終章 「ご当地グルメ」から地域経営を考える』
 で紹介されるのは、上杉鷹山公。
 自分、歴史物にはあまり関心ないのですが、ふ~~ん、一冊読んで
みましょうか・・・・。

 で、
『・・・・すでに見てきたように、B級グルメには多くの人びとを巻き込
む力がある。私たちは、B級グルメを跳躍板にして新しい地域経営の第一歩
を踏み出す可能性にもっと注目すべきであろう。        ・・・・』

 私の言葉で、言わせて頂くと、
『「食」は、有力なコミュニケーション・ツール(道具)です。』

 「出水に企業誘致を」と力んでみたところで、それを巡る意見のやりとり
が、市民同士で出来るのか?というと、正直極めて疑問です。
 ところが、「出水のおいしいものは?」という問いを発してみれば、確か
に百人百様、思い入れのある答えが返ってくるでしょう。
 「食」の楽しさ。

 ・・・・と書いて、ふと。自分なぞ食事といえば、勤め先から頂いてきた
販売期限切れ弁当。“あるものを食べる”。「〇〇を食べたい」とは思わな
いのですよね・・・・・。
 “「食」の楽しさ”なぞと自分で書いて、自戒。

 次に手にした本は、
『私、フラワー長井線「公募社長」野村浩志と申します』
  (著:山形鉄道株式会社 代表取締役社長 野村浩志、刊:ほんの木
                        定価:1,500円+税
                  Amazonでの紹介ページは⇒こちら

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 う~~む、どうしても“読みやすい本”から、手にしていってるな・・・。

 いやいや。著者である、野村社長が1968年生まれと、私と同年(学年は、ひと
つ上の方のようですが)。そして、埼玉県越谷市生まれ。同年代、首都圏ベット
タウン育ち、という共通項に魅かれました。

 ただ今スラスラと読ませて頂いております・・・・。 

2010年1月11日 (月)

『中小都市の「B級グルメ」戦略』

 う~~~ん、「【和訳に挑戦!】Economic Gardening」は、他人様から
ナ~ンダ、と思われてしまいそうですが、2回で断念か・・・・・〇| ̄|_

 日曜夜12時まで。そして、火曜午前0時から。月曜日というのは、私に
とって比較的、時間に余裕のある一日。もっとも近頃は、寒さが加わって、
どうしても“寝貯め(冬眠?)”する一日と化しているような・・・・。

 外へ出るのも億劫だ・・・と思っていたら、「そうだ!勤め先で使う、
キッチンペーパーを買っておきゃなきゃいけなかった!!」。
(フライドポテト・フライドチキン等々、揚げ物を大量に揚げてりゃあ、
それだけキッチンペーパーを消費するわけで)
 あわてて、髭も剃っていない状態で、だいわへと。

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 とはいえ、和訳に挫折しつつあれば、日本語の本を読み出す・・・。
 さて、8冊の中から、どういう順番で読み出そうか迷ったのですが、
まず手にしたのは、こちら。

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『中小都市の「B級グルメ」戦略―新たな価値の創造に挑む10地域』
           関満博&古川一郎編、新評論刊、2,625円
               (Amazonの紹介ページ⇒こちら

 比較的読みやすいものから手にして、エイヤッ!と勢いをつけて、
難解そうな本に挑戦する戦法。

 とりあえず、序章・終章を含めて全12章で構成されるうち、第8章
まで拝読。やっぱり「食は、胃袋のみならず、心も満たす」、オッホ
ン・・・。読中、ああ食べに行きたいな~~、と普段外食なぞしない
私でも、思うもの。
 ご当地グルメは、その地域の文化である。
 その観点からすると、「B級グルメでまちおこし」は、とっても
正攻法の地域振興策であるな~~と、再認識。

 とはいえ、
「第六章 須坂みそ料理/伝統的な地域資源を生かす」
 で、ハタと読むの、停止。。
 長野県須坂市、人口五万三〇〇〇人、
『・・・・
  さらに、第二次大戦後は富士通が須坂市に工場を建設したことで、
企業城下町として繁栄した。しかし、一九九六年バブル経済崩壊のあお
りを受け、富士通は須坂工場の縮小を決定し、六〇〇人以上の人員削減
を行った。                     ・・・・・』

 現状の出水市に相通じるものがある?
 またまた、patmap都市情報のお世話になります。(須坂市の項⇒こちら
 出水市と主な部分を比較してみます。

                須坂市       出水市
人口総数(2005)       53,668[人]       57,907[人]

(可住地面積に対する)
人口密度        1074.65[人/k㎡〕   496.29[人/k㎡]

 県都・長野市に隣接するだけあって、恐らく須坂市の方が“都会”(笑)
というイメージが強いのでしょうね。
 次に、産業別従業者数で比べてみると、

労働力人口        29295[人]      29634[人]
就業者数                     27959[人]           27823[人]
第1次産業就業者数         3678[人]            4596[人]
                                 (13.2%)             (16.5%)
第2次産業就業者数         9245[人]            7724[人]
                                 (33.1%)             (27.8%)
第3次産業就業者数        14985[人]           15488[人]
                                 (53.7%)             (55.7%)

さらに、農業生産額と工業・製造品出荷額等を。

農業産出額(2006)        593[千万円]         2,419[千万円]

製造品出荷額等      125,737[百万円]       110,007[百万円]
粗付加価値額         54,947[百万円]        41,299[百万円]
現金給与総額         25,281[百万円]        15,863[百万円]

 須坂市は、長野市のベットタウンという側面もありつつも、出水市
と比べれば、はるかに「工業都市」であるようですね。
 最後に、もっといやらしく、pitmap都市情報に掲載されていない、
「市民一人あたりの分配所得」も、ガサゴソと該当自治体サイトを探し
ながら・・・、
             須坂市        出水市
平成17年度      2,703千円       2,106千円

 ・・・・でも、これって、我らが鹿児島県・“花の都”鹿児島市であって
も、「2,558千円」であるのだとか。ちょっと打ちのめされた感じ・・・。

 「まちおこし」では語れない、「グルメ番組」では見ることができない、
日々の地域の経済活動、そして、そこに暮らし人々の普段の生活から、
何を読み取り、地域政策を形にするか・・・・・・。
 って、とっても地味でしょうが、でも必要である、と。

 本の内容から大きく逸脱してしまいましたが、

 いやいや、ですから、「ご当地グルメ」といえば、私のような“部外者”
でも、ワイワイガヤガヤ意見を出せるわけであり、“勝手に宣伝隊”を自
称できるはずであり・・・。そんな「楽しさ」を、否定するつもりはあり
ません。
 とりあえず、終章まで読み通してみます。

2010年1月10日 (日)

【和訳に挑戦!】Economic Gardening(その2)

  いつも夜の写真ばかりになってしまうので、月並みですが、出勤途中の
広瀬橋の上から。
 12月の冬至の頃と比べれば、確かに日没時刻は遅くなっています。

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 で、今朝10時、まだ寝ている時刻に、電話の呼び出し音。
 近頃は、宅配便のドライバーさん、事前に携帯でお客様の在宅を確認
してから配達というパターンが多くなったようで。
 ハイ、ブックオフ・オンラインで購入した3冊、届きました。

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 これで8冊。冗談抜きで、1年分だ~・・・・・。

 もうひとつ、余談。
 昨夕、わがお師匠さま・女子高生Aさんが、ハイ!と手を挙げてくださり、
質問、
「私立大学の受験料を、コンビニで支払うことが出来るそうですが、どうす
ればいいのですか?」
 よっしゃ~、お師匠さまに“教える”ことが出来る!!と張り切ったので
すが、・・・・・・・「えっ?・・・はっ?、・・え~~っと?」
 どうやら、事前に携帯なりPCで事前登録をする必要があるよし。
 コンビニでは、料金支払等いろいろな代行サービスを扱っておるわけです
が、店員なぞ全部の取扱方法を把握しているわけでなし・・・・・。
 いやいや、「事前に携帯なりPCで事前登録をする必要があるよし」とい
うことを、お師匠さまに“教える”ことは出来たのですね(感激)。

 さてさて、少しずつでも【和訳に挑戦!】
(本当に、今日は少しということで)
・リトルトン市役所
 より、
Economic Gardening
 昨日の続きから、
『・・・・・・
 Littleton, 1987
(リトルトン、1987年)
In 1987, I was hired as the director of economic development for Littleton.
At the time, the entire state was in a recession and Martin Marietta, the
community's major employer, had laid off several thousand employees. There
were nearly a million square feet of vacant retail space and downtown
vacancies were approaching thirty percent.
(1987年、私はリトルトン市の経済開発担当の責任者として雇われました。当時、
アメリカ全土が不況下にあり、市内の大企業、マーティン・マリエッタは、数千人
もの従業員を解雇しました。100万平方フィート近くの空き店舗スペースがあり、
中心市街地での空室率は30%にも達しようとしていました。)

The Littleton city council expressed displeasure at having our future being
dictated by out-of-state corporations and directed staff "to work with
local businesses to develop good jobs."
(リトルトン市議会は、域外企業に将来を左右される現状に不満を抱きつつ、「地域
の企業とともに働き、良質な職を開拓していく」人材を求めていました。)

It was a perfect alignment of the stars—an idea and a need. For nearly two
years Jim Woods (now city manager) and I researched the best thinking we
could find on the subject, talked to experts, (including the Center for the
New West, a think tank here in Denver), and fleshed out the concept.
(それは、またとない絶好の機会でした。約2年を要して、ジム・ウッズ〈現市長?〉
と私は、デンバーのシンクタンクを交えながら、構想の具体化に努めました。)

                  ・・・・かなり意訳(誤訳)?・・
We kicked off the project in 1989 with the idea that "economic gardening"
was a better approach for Littleton (and perhaps many other communities)
than "economic hunting." By this, we meant that we intended to grow our
own jobs through entrepreneurial activity instead of recruiting them.
The idea was based on research by David Birch at MIT that indicated the
great majority of all new jobs in any local economy were produced by the
small, local businesses of the community. The recruiting coups drew major
newspaper headlines but they were a minor part (often less than five percent)
of job creation in most local economies.
(我々は、リトルトン市そして多くの自治体においても、「エコノミック・ハンティング」
〈従来の企業誘致政策〉より有効である「エコノミック・ガーデニング」構想を、1989年
スタートさせました。大企業誘致に頼るのではなく、私たち地元企業の独創性により雇用の
増大を図ろうという考えです。この考えは、デヴィット・バーチMIT教授による、地方におい
て雇用の大部分は、その地域の地元企業によって創られるという調査結果に基づきます。
その斬新な考えは、新聞の見出しを飾りましたが、現実には、大部分の地方においては、
雇用を創出する割合の5%未満でした

企業誘致をすると新聞の見出しに大きく取り上げられるけど、地方経済では、誘致企業による雇用創出は大したことない(たいていは雇用創出の5%未満)結果です。)

  ???????????どんどん難しくなっていく・・・・・・。

 子曰くさん、ご指導ありがとうございます。m(__)m

                       

2010年1月 9日 (土)

【和訳に挑戦!】Economic Gardening(その1)

 昨夜は、午前1時過ぎ。
 さて、今夜はといえば。給料日(一応、私たちのように10日が給料日という
人間も居ります)、しかも、正月早々ながら連休入り。
 ハイ、忙しくなることは、重々承知しておりました・・・・。

 1001091s

 さてさて。確か正月5日目だったか、共産党所属の市議さんの街頭宣伝。
「大企業頼みの、企業誘致の政策ではなく、地元企業を育成する政策が必要
です。」云々と。

 ハイハイ。ですから、自分も決して“企業誘致”のみが、現在鹿児島県およ
び出水市が取り得る「雇用政策」なぞとは、思っておりません。

 「地元企業を育成する」・・・・・・

 それこそ、彼の国・アメリカでは、
「エコノミック・ガーデニング(Economic Gardening) 」と、呼ばれるもの。

巣鴨村時報
  さん、2009/12/06付
 「エコノミック・ガーデニング
 を紹介させて頂きます。
 “ガーデニング”が「庭造り」という意味であるように・・・・、
『“・・・・・
結果、2005年のリトルトン市の雇用は1989年比で136%の伸びを記録した
(同期間全米平均は21%)。               ・・・・・』”

 16年を要して、ようやく雇用を約2.4倍に増やした・・・・・・。

 現在、仕事探しに苦労されていらっしゃる方が、たくさん居る出水市に、
それが“希望の光”となるのかい?と言われれば、とっても疑問なのですが、
それでも!、「エコノミック・ガーデニング」を学ばなければなりません。

 そこで、私の挑戦!

 その「エコノミック・ガーデニング」の元祖とされる、コロラド州
・リトルトン市役所
 のサイトより、
Economic Gardening
 について説明されたページの、全文和訳に挑戦します!!!

(以下、私の拙い和訳)
『Economic Gardening

An Entrepreneurial Approach to Economic Development
(地域活性化への独創的アプローチ)
In 1987, the City of Littleton, Colorado pioneered an entrepreneurial
alternative to the traditional economic development practice of recruiting
industries. This demonstration program, developed in conjunction with the
Center for the New West, was called "economic gardening."
(1987年、コロラド州のリトルトン市は、従来の企業誘致策に代わる、新たな独創的
施策を創出しました。この中央から遠く離れた“西部”で開発されたプログラムを、
“エコノミック・ガーデニング”と、人は呼びます。)

We have had many communities visit us and inquire about the program over the
years. In an effort to provide a concise summary of our original thinking
and the evolution of that thinking during the first years of the program,
we present here a synopsis of our experience.
(これまでに多くの自治体関係者による視察を受け入れ、この施策〈エコノミック・
ガーデニング〉に対して、質問を受けて参りました。ここに、我々の考えの原点と、
これまでの試行錯誤の経緯を、簡潔に述べてみたいと思います。)

The Seeds of an Idea
(アイデアの種)
Leadville 1982
The seeds of economic gardening were planted in my mind in Leadville, Colorado
in the early 1980s. At the time I was working in that community as a consultant
after massive layoffs at the nearby Climax molybdenum mine. The community was
interested in attracting new industry to town to offset an unemployment rate
that was approaching forty percent.
(リードビル・1982年
 エコノミック・ガーデニングの種は、1980年代初期のコロラド、リードビルにて、私の
心に蒔かれました。その当時、私は、クライマックス・モリブデン鉱山の大規模な閉山に
よる影響を調査するため、リードビルで働いていました。リードビル当局は、失業率が40%
にも達しようとする中、新しい産業の誘致に活路を見出そうとしていました。)

Understand that Leadville lies above 10,000 feet in elevation and experiences winter
conditions much of the year. It was, perhaps, the extreme bleakness of the situation
that set me on a different course of thinking. During my tenure there, I met two miners
who had invented a resin bolt to keep the steel mats up overhead in the mine. A
mechanical bolt does not touch the rock in all places on its circumference. A resin
bolt consists of two liquids which, when combined, become extra hard—but even more
important make one hundred percent contact with the rock.
(想像してみてください、リードビルが標高10,000フィート〈ほぼ富士山の高さ?〉にある町で
あり、かつ、これまでにない冬の寒さを迎えたとしたら。あまりに厳しい寒さに、私は逃げ出し
そうになりました。そこでの調査期間中、私は、鉱山内で落石を防止するための鋼製マットを留
める樹脂製ボルトを発明した、二人の鉱夫に出会いました。鋼製のボルトでは、岩石に完璧に留
められる訳ではありません。樹脂製ボルトは、岩石に100%密着して留められるよう、2種類の液
体によって構成されていました。)

After the meeting, several things occurred to me. First, even in isolated Leadville,
there were unique skills and knowledge that were marketable. Here were two guys who
knew the mining industry extremely well and had invented something that would be very
useful. Secondly, I thought about how many mines there were in the world that could
use a resin bolt—a huge market. Third, I started thinking, wouldn't it be more
productive if the community shifted its focus from trying to attract companies to
a pretty harsh (albeit beautiful) environment and instead concentrated on growing
local companies which had specialized expertise? The people most likely to live in
and love Leadville were the people who grew up there.
(その出会いの後、いくつかのものが、私の心に浮かびました。第一に、ユニークな技術と
知識が、リードビルにも埋もれていたこと。鉱山産業にとても詳しく、かつ、とても役立つ
技術を発明した男二人が、ここにいると。第二に、この樹脂製ボルトが、世界中の鉱山で、
どれだけ需要があるのか?と。第三に、(美しいけれども)企業を誘致するには厳しい環境
であると現状認識するよりも、専門技術を有した地元企業に注目した方がよいのではないか?
と考えるようになりました。この土地で生まれ育ち、この土地をこよなく愛する人たちが、い
るのですから。)

I never got very far with that newly developed idea in Leadville, but the concept
never left my head. About five years later, the opportunity to try out the idea
rose again—this time in Littleton.
(私はその発想を、すぐに体現化できたわけではありません、しかし、その発想は、私の
頭から離れることはありませんでした。約5年後、リトルトンにて、この発想を試みる機会
を得ることとなりました。)

               ・・・・・・・

 ぜえぜえ・・・・。これで、全体の10分の1を訳したのかい・・・・?

 今度ばっかりは、まだまだ続きます・・・・・・。〇| ̄|_

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