銀行業界 Feed

2008年9月23日 (火)

若きテラーさんの、将来に

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 0809231 ついに、わがデジカメが、逝ってしまった・・・・・ようで。
 う~~ん、確かに洗濯機と違って「生活必需品」ではないのですが、今と
なってはデジカメなしで外出することなぞ考えられない・・・・。
 で、やっぱり欲しくなってしまうのは、そこそこ高級機・・・。

 さて、昨夜(22日深夜から23日朝にかけて)の店番で、楽しい気分にさせ
て頂いた出来事。(コンビニ店員にも“守秘義務”があります。詳細はぼかし
て書くつもりですが、不都合がありましたら、ご指摘願います)

 「深夜」から「早朝」へ変わる時間帯。うら若き女性二人組、ご来店。
 休前日に、ちょっと羽根を伸ばして“夜遊び”という印象。
 さて、コンビニ店内で、ばったり学生時代の同級生とご遭遇~と相成られた
ようで、にわか“クラス会”へと。
(こういう場合、一応店員としては、仕事に集中して、会話が耳に入らない
よう努力はします。でも、そこは「若いって、うらやましい・・」。お元気な
声は、否応なく耳に入り・・・)
 お一人、金融機関にお勤めのようで、「やっぱり、お給料っていいんでしょ」
という話になったようで・・・、「額面いくらくらいで、手取りはン万円くら
い」。その“天引き”部分に「積立投信」があり、

 「リーマン・ブラザーズが破綻してさ・・(基準価額が下落している)」
 「なにそれ?」
 「テレビのニュースぐらい、見ろよな~!」
 
  耳に入ってしまったオジサン店員としては、お若い女性の口から「リーマ
ン・ブラザーズ」という単語が出る瞬間に立ち会えて、感動。
          御かわいさ、3乗増し。

  その後も
「サブプライムローンって、アメリカの低所得者向け住宅ローンのこと。わか
りやすくいえば」とか、
「日経平均も、下がっているし・・・」・・・、わが耳に入り。

 察するに、社会人になられて『経済』に関心を持つようになった御自分を、
さりげなく話してみられたかったんじゃないかな・・・・・と。
         お可愛さ度、8倍積み。

 さてさて、本日23日日本経済新聞一面トップは、
「金融の世界再編 日本勢参入
    三菱UFJ、モルガンに出資
     取締役派遣 最大20%、9000億円」

 これについて、われらが!(笑ってください)メガバンクOL・RIE様
・メガバンクOL RIEの資産運用入門
 「三菱東京UFJの逆襲

 なるほど・・・・。どちらかといえば「支持」?でしょうか。

 対して、
貞子ちゃんの連れ連れ日記
 「投資銀行の終わりの始まり・・・
 
 ちょっと意外・・・。悲観的であります・・・・。

 自分は「支持」のつもりですが、ちょっと解らなくなってきました・・・。

  若きテラーさんの、将来に、 夢を!
 

2008年7月21日 (月)

「メガバンクOL RIEの資産運用入門」

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  0807211s 寝待月(?) 雲と戯れる 夏の夜

  夜が明けて。0807212s 0807213s 今日は、日中に夕立があるでしょうか。

 さて、拙ブログ、初めての相互リンクをさせていただくことになりました。

 じゃ~~~ん、
  メガバンクOL RIEの資産運用入門

 「資産運用」を説いたブログは、数多けれど、そして、内容も充実しているのはたく
さんあるわけですけれど、私のお薦めブログ第1位に挙げさせていただきます。

 (マジメな話)
 実はRIEさま、御歳、自分より少しお若い程度かな~~とついつい想像してしまう
のですが、そこが、また“萌え”。

(訂正:御歳、不明と)

 大学を卒業されてから10数年?(イヤ、ですから10年以内?)。メガバンクなんて、それこそ「大量新卒採用、大量途中退職」人事システムの典型だと思うのですが、そんな中で、現在ローテラー職。
(勝手に想像するのですが、ローテラーって、個人のお客様に金融商品を販売するお仕事
ですよね?)
 ノルマ、バリバリありまくり・・・の日常の中から、ふと投稿されるブログ。

               皆様も、想像力を豊かにして、“萌え”ましょう!

 さて、いわく“メガバンク”といわれる都市銀行、じつはすべて、頭文字“M”なよう
で、
 ・みずほ銀行
 ・三菱東京UFJ銀行
 ・三井住友銀行
(RIEさま、「究極の個人年金保険」で、さりげなぐ三井住友銀行を挙げていらっしゃるか
ら、とりあえず三井住友の行員さん説が最有力?)

 で、ふと、その三大メガバンクの夏のキャンペーンって?で各行のサイトをあっちや、
こちっや・・・・・。

 ・みずほ銀行
  〈みずほ〉資産運用サマーキャンペーン  ~7月31日

 「外貨預金コース」「投資信託コース」「円定期預金コース」ですか・・・。
 しかし!外貨預金・投資信託において、100万円以上(定期預金なら300万円以上)が
 対象ですか~~(>_<)。

 ・三菱東京UFJ銀行
  う~~ん、どうも「夏の」とか「サマー」と冠せられたキャンペーンはないよう
 な・・・・・・。
  で、
  投資信託インデックスファンドキャンペーン ~8月29日

  実は、このキャンペーン、私しげしげと眺めてしまいました。「外国株式インデッ
 クスファンド」なんて、心惹かれるものがあります。
  ところが!!、こちらも「1日に100万円相当金額以上購入」とのこと。〇| ̄|_

  とはいっても、投資資金1000万円を用意しました、であれこれ勉強した結果「国内
 外の債券・株式インデックスファンドに分散投資するのが、最良である」(という
 結論を説いた本って、多いですよね)と解った・・・というお客様がいらっしゃった
 とします。現実、定年退職を控えた熟年世代の方の中には、資産運用の勉強をされて
 おり、「インデックスファンド」に関心が高い方もいらっしゃるはず。
  そんなお客様の“遊び心”を刺激しそう・・・。
  実は、かなり的を得たキャンペーン?

 ・三井住友銀行
   投資信託キャンペーン   ~9月30日
 
  「月間50万円以上」ですか・・・。「一日に50万円以上」でないというところが、
  ミソですね。

    うん、『ドイツ白ワイン「 Dr.Lリースリング Q.b.A」』なんて、私欲しいゾ。

  
 ・・・・・・・・結論。地方暮らしの“庶民”には、やっぱりメガバンクの敷居は高い
ような・・・・。

  ハイ!、最後は、われらが(?)!!
 ・南日本銀行
   夏のスマイルキャンペーン

     なごみましょう。

2008年6月22日 (日)

「なんぎん」VS「ちばこうぎん」(不動産向貸出)

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 今日は、私の誕生日です。ついに四〇!「不惑」に到達です。
 今までのすべての縁ある皆様に、感謝いたします。
 羽田へ向かう機中で「金融権力~グローバル経済とリスク・ビジネス」(本山美彦
著:岩波新書)を読み終えました。
 その中で、印象に残った一節、引用させていただきます。

『・・・・
 プルードンは言った。私的所有の弊害を見て共同所有を求めることも。私的所有の
弊害を無視することも、ともに有害である。人々は、どこまでも矛盾とともに生きる
ことを覚悟しなければならない。完全で永続的なバランスはあり得ないが、絶えずバラ
ンスを求める努力をするところに社会の進展はある。したがって、人々には互いに
相手を認めあう「相互主義」が重要になる。  ・・・・・・・・・・・・・・・』

 プルードン?ご存知な方であれば、「ゲッ!」の一言で却下でしょうし、実際に
プルードンがその著作で、上記のような論述をしているのか?実は、疑問です。
(プルードン自身の著作は、現在邦訳ではなく、そのプルードンを激しく非難した
マルクスの著作を、かろうじて手にすることができる現状)
  でも、まあ、ちょっといい一節と思いませんか?

 さて、本題その1です。
 昨日は、親父と一緒に隣町・湖北まで、ユックリと散歩がてらの買い物へ。
 途中、
    谷津ミュージアム
 という箇所をのんびりと。
 自分が中高校生の頃、約20年前くらいまでは、水田として耕作されていたように
記憶しています。それが、徐々に耕作放棄地が広がっていき、荒れ放題。宅地開発
の波も押し寄せてきて、あっ、これじゃあ、いかん!
 「里山の自然環境」を維持するために、“ミュージアム”として管理を・・・・
という趣旨のようです。

 ふ~~~ん、翻って、これが出水なら、間違いなく圃場整備が行われて、耕作が
続けられているでしょう・・・。
 「都会人は、平日は満員の通勤電車に揺られて体力を消耗し、休日は、
こんな“自然”を愛でて、リフレッシュする」
 そこに“矛盾”を見るのは、やっぱり私が田舎者だから・・・?

 さてさて、本題その2です。
 せっかく帰省したので。
 「なんぎん」VS「ちばこうぎん」。

 仮説:なんのかの言って、やっぱり首都圏では住宅需要は堅調である。したがって、
首都圏の地銀と地方の地銀の差を、「不動産向け貸出金」「住宅ローン残高」に見る
ことができる。

 まずは、銀行の“規模”を把握しておくために「預金量」を比較、
                    (平成20年3月31日末残)
          預金量    南日本銀行を「100」として比較した場合
南日本銀行    614,265百万円        100
千葉興業銀行  1,902,901百万円        309.8
鹿児島銀行   2,805,681百万円            456.8

 続いて、決算説明資料より「業種別貸出金(単体)」(平成20年3月末)

         国内店分       不動産業
南日本銀行     479,410百万円          30,820百万円(6.4%)
千葉興業銀行  1,435,233百万円     289,422百万円(20.2%)
鹿児島銀行   2,047,089百万円     129,065百万円(6.3%)

 わが仮説のとおり。「ちばこうぎん」においては、圧倒的に不動産業者さん向け
貸し出しが、大きな比重を占めていますね。

 対して、住宅ローン残高をみてみると、

      住宅ローン残高(20年3月末現在) 南日本銀行を「100」として
南日本銀行    134,035百万円                100
千葉興業銀行    434,089百万円                    323.9
鹿児島銀行    470,599百万円           351.1

 う~~ん、こちらは、それほど明確な“差”ではないような。。。

 仮説その2:首都圏では、住宅需要は根強くあったとしても、こと住宅ローンに関し
ては、金融機関間での競争がさらに激しい。(消費者の側にとっては、選択肢が多い)

 え~~っと、各都道府県別住宅ローン残高なぞという統計資料があればいいのですが、
見つけられず・・・・。

 代わりに
平成20年3月分着工新設住宅床面積:利用関係別・都道府県別表(単位:㎡、%)」
 (Excel形式です)とやらより      【建築着工統計調査(平成20年3月分)より

   平成20年3月分着工新設住宅床面積

 鹿児島      105,146㎡    対前年同月比+34.7% 
  うちマンション  26,536㎡          +139.8% 
  うち一戸建て    5,207㎡          +26.3%

 千葉       388,870㎡    対前年同月比-7.6%
  うちマンション  94,514㎡          +7.9%
  うち一戸建て   82,644㎡          -16.3%

もちろん、平成20年3月分のみあげつらって、とやかく結論を出すことは出来ませんが、

 ええええっ!実は鹿児島こそ、“住宅建設ラッシュ(特にマンション等集合住宅)”?

 う~~ん、九州新幹線全通をにらんでの「不動産投資」なのでしょうか・・?

   じっくり調べてみると、楽しいのでしょうが・・・。

  さ、明日は出水に帰ります。

2008年6月20日 (金)

〇孫子支店へ行ってしまいました~

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 今朝の、ちょっと感動したこと。
 2階の寝室の窓から、つい拝見してしまった光景。お隣さんには、とっても清楚なお嬢様がい
らっしゃります。朝6時半過ぎ、駐車場から自転車を引き出されて、ご出勤されていかれるので
すが、お見送りするのは、お隣さんの愛猫。玄関脇で、脚を揃えてお見送り。お嬢様のお姿が
見えなくなっても、今度は門柱の上で、名残惜しげ。
 とっても、いい光景を拝見してしまいました・・・。

 さて、大急ぎで本題。
 帰省中に、まさか(ATMでなく)銀行へ行くとは思ってもいなかったのですが、おふくろの
お供(まあ、文鎮代わりデス)で、ちば興銀○孫子支店へ。
 用件、ちょっと“お金”の相談ごと。決して、自分のような“お悩みごと”相談ではあり
ません。
 で、フロアに入ってみて、うわ~~。窓口に座った女性行員さんが、テキパキと仕事を
こなされる姿が、まず目に入って・・・・・という銀行のイメージは、どうも“今は昔”
の光景のようで・・・。ハイ・カウンター(預金入金とか振込受付をする窓口)は、わずか
に二つ。しかも、お昼前の混雑する時間であるはずなのに、奮闘されるはお一人のみ。
 いえ、ざっと見た感じでは、なんぎん○水支店の3倍は行員さんがいらっしゃたように思い
ます。そして、お客様ロビーはいかにも“窮屈”。大きな面積を占めるのは、ご相談用ブー
ス。さらに、奥には「応接室」と表示されたドアが三つくらいありましたでしょうか。
 で、極めつけは、女性行員の皆様、制服姿ではなく、実用的なパンツルック(?といいま
す?)ファッションがメインな私服。
 う~~~ん、ハイ・カウンターがズラッと並んで、制服姿の女性行員さんが、窓口で業務を
こなされている・・・、お客様ロビーは広々としていて、時にはミニ・ギャラリーとして活用
できる・・・・、という銀行のイメージが崩壊・・・・・。
 今まで窓口業務であったことも、大部分はATMがこなす時代なのでしょうかね・・・。
 う~~ん、ATMを使いこなせないようなお年寄りはどうなるのさ~~と思うのですが、
    実は「都会こそ、お年寄りは、ゆうちょ銀行へ」?
 通りがかりに見た我孫子郵便局は、昔ながらのフロアのつくりであったような・・。

2008年6月12日 (木)

「景況感は?」と問われた時に・・・

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 0806121s 0806122s0806123s  梅雨。今日は小康状態。ホント、自意識過剰な自分でアリマス。一昨年、自分が
痔の手術のため、鹿児島市内の病院へ入院した途端に、洪水。帰省するために、飛
行機の切符を購入したのですが、・・・・不安です。(だから、皆さん、一笑に付
してくださいナ)

 おねえさまに、相談しました!
 「バカ息子ができる、親孝行といえば?!」
 おねえさま、しばし熟考のすえ、
 「私の弟は、母の日に、花束をプレゼントしていましたよ。花束なんて、案外
喜んでくれるのではないでしょうか。」
 ありがとうございます!m(__)m。さすがに、鹿児島から花束を抱えて・・・と
いうのは、ムリがありそうなので、実家への途上で、花屋さんの店先に立ち止まっ
てみましょう。

 さ、本題。

 あれれれ・・・・。予想を外して、本日(12日)の日本経済新聞・九州経済A欄に
鹿児島銀行頭取・永田文治さんが登場。
 インタビュー記事というのは、実際の文字面の何倍もの言質を引き出した上で
書かれているとは承知しているつもりです。

(以下、日本経済新聞に掲載されている「景気を占うー九州・沖縄 地銀トップ」
より、一部を引用させていただきます)
 まず、永田さんへの質問
『-鹿児島県内での生産活動は一進一退の状態が続いている。
 「地場経済の天気は晴れず、資材高・原材料高は深刻になっている。昨年夏ごろ
から停滞感は強まっており、物価高と合わせてコスト高の社会ができつつあると感じ
る。それに加えて長期金利が上がることで、ただでさえ弱くなっている設備投資マイ
ンドの足が引っ張られそうで心配だ。」
                               ・・・・・・・』

 ふ~~~ん、これまでの掲載された、各頭取さんの「景況感」についてのお答えを
引用させて頂こうと思ったのですが、・・・・・眠いデス!

 ふくおかフィナンシャルグループ会長兼社長・谷正明さんに対して、
『-福岡・熊本・長崎の三県で広域展開している。景況感はどうか。
 「地域で濃淡はあるが、九州経済は基本的には落ち込んでいない。核になる産業が
あるからだ。例えば観光は、九州観光推進機構などで地域全体の資産としてどう生かす
か考えている。九州の景気は『離陸は最後、落ちるのは最初』と言われた時代とは違う。
                                    ・・・』
 それこそ、この“濃淡”の差。首都圏に在住して「狭い日本に、もうこれ以上の道路
網は、必要ないのでは?」という論を展開される皆様に。真剣に、答えを探してくださる
よう、お願いイタシマス<(_ _)>。
 『道路網さえ完備すれば、“九州経済”の仲間入りが出来るのに・・・・・・・」
 という南九州の怨嗟に対して。

2008年6月 4日 (水)

Do you know 'It's a Wonderful Life'"?

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0806041s  やっぱり朝!「早起きは、三文の得」、事実です。いえ、もちろん
自分は、夜勤生活者なのですが。

 ゼエゼエ・・・・。他所様の掲示板で、セッセかカキコミ・・・・。
 体力消耗・・・・。

 アメリカでは、未曾有の“The Mortgage Crisis”(「住宅ローン危機」
と、訳し直させて頂きます)に直面しているとか。
 一方で、ここ鹿児島の金融機関がお金を貸し出す先として、大きな比率
を占めるのが、「不動産業」。
 アメリカでは、住宅ローンは主に「ノン・リコースローン
(Nonrecourse loan)。借り手よりも、貸し手である金融機関の側により
責任が重い制度。日本とは根本的に異なる、といえば、それまでですが、

 でも、「少子高齢化」ばかり進む日本において、実は「土地(家)に
根ざして、生きる」というのが、最も非効率的なライフ・スタイルになり
つつあるのでは?
 日本の金融機関も、アメリカの後追いとなる危険を否定しきれるでしょ
うか?

 そこで、懲りずに読んでみようと思うのが、
"Channeling bankers, governor denies a happy ending"
                               (StarTribune.comより)
 訳すと、
「岐路に立つ銀行家、知事は厳しい選択肢を」?

 これの、英文読解に挑戦してみたいな・・・・と。

 その1行目に登場するのは'It's a Wonderful Life' 。
 日本人にとっては、ひたすら「なにそれ?」なのですが、アメリカ
では、名作中の名作の映画タイトルとのこと。
 「リレーションシップ・バンキング入門」(由利宗之著)より、引用
させて頂きます。

『・・・・・・
 わが国ではあまり知られていないが、米国人が(特に心の拠りどころを
求める季節、クリスマスが近づくと)こよなく愛する映画、「イッツ・ア
・ワンダフル・ワイフ(It,s a Wonderful life)」(フランク・カプラ監督、
1946年)である。米国人のこの映画への愛着の程は、The New York Times紙
があえて社説で取り上げるほどで、1996年12月15日付けの同紙社説は、以下の
ように述べている。
 
 「来週のテレビ放映で、このイッツ・ア・ワンダフル・ライフも誕生50
周年を迎えることになるが、それはこの映画がなぜこんなにも愛されるのかと
いう議論を再び巻き起こしそうだ。主人公ジョージは潰れかけた貯蓄貸付組合
(貯蓄金融機関に一種)の持主にすぎないが、彼はその半生を通じてベット
フォード・フォールズという町の何百人という人々の幸せにとってかけがえの
ない貢献をした。この映画のクライマックスは、町中の人々が現金を持ちよっ
てジョージの組合を破綻の危機から救い出し、戦争で英雄となった弟もホワイ
トハウスでの名誉勲章の式典を辞して故郷に飛んで帰り、ジョージこそが本当
のベイリー家のヒーローだと高らかに讃える場面である。この映画を10回も
20回もみたファンたちは、人生を肯定しすべての人が固有の大切な役割をもつ
と讃えるこのフィナーレを、一番のみどころとして挙げる。」

                            ・・・・・・・』
    Do you know 'It's a Wonderful Life'"?

   日本で、このDVDを、手に入れることはできるのでしょうか・・・。

2008年6月 2日 (月)

「貸出金」ネタ【対・地方公共団体(2)】

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 0806021s 深夜の風が、雨を呼び。0806022s

 まず、個人的なことを書かせていただきます。先月より、わが雇用主さん
のご配慮により、定額月給制+厚生年金・保険付で、お給料を頂くことと相
成りました。感謝。
 なれど、本日、自分が口座引落用として使っている、ゆうちょの通帳を記
帳してみたら、ギャ~~~~~!!!!「国民年金料」が引かれている~~
~~~。・・・・・イエ、もちろん“二重取り”であれば、還付請求できる
ことぐらいは解るのですが、当座次の給料日まで・・・赤字財政でアリマス
・・・・・○| ̄|_。

 本題の前に、ひとつ。あるきっかけで、鹿児島県の最低賃金を調べる羽目
となりました。
 「鹿児島県の最低賃金
 鹿児島県最低賃金:619円、ナリ。
 この賃金で1日8時間・週6日働いたとして、月給はいかほどになるか?
皆様も計算してくださるよう、お願いいたしますm(__)m。
 この中から、年金・健康保険料を支払って、通勤用のマイカーを保有し、
携帯電話を持つ・・・・となったら、月々自由に使えるお金って、いくら
・・・・???私って“高給取り”だったんだ~~。
 自分は、個々の雇用主さんをあげつらって“弾劾”する気は、毛頭あり
ません(この鹿児島で、事業を続けるムズカシさ、十分理解しているつも
りです)。
 だ、ケレドモ、四十目前のオヤジがいう言葉ではありませんが、
    「世の中、なにか、間違っている」
 このブログに目を通してくださっている方の中に、公務員・(書きづらい
ですが) 銀行員の方もいらっしゃると思います(笑)。
  “♪インターナショナル♪は、遠くなりや??”

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 コホン。自分、これでも“右翼”のつもりであります。

  本題です。

 またまた、日本経済新聞の記事を、デジカメでパチリ。
 「著作権」について、大変心苦しく、自分も思うであります。
 5月22日付「逆風下の銀行経営 決算から 下」より、一部引用させて
いただきます。
『・・・・・
  地方公共団体向け貸出金残高は全行で前の期比プラスとなり、特需とも
言える状況だ。〇七年度から三年間に限った特例措置で、財政投融資などから
高利で資金調達している地方自治体の借り換えが可能になったため。入札になり
金利が低い場合が多いが、信用リスクゼロの融資とあって「民間銀行にとって
ビジネスチャンス」(大手地銀)になった。
                        ・・・・・・・・・・』

 「地方公共団体向け財政融資資金の補償金免除による繰上償還について
   ~地方公共団体の財政負担の大幅軽減となる200億円超の補償金免除~

                     (財務省東北財務局サイトより
   これは、九州でも同一であるはです。

 南日本銀行においては、
  平成20年3月期の地方公共団体向け貸出金 11,087百万円
            前年同月期比   +1,468百万円(+15.2%)
   ふん、一見十分な伸びであるようにも思いますが。

 またまた紹介させていただきますが、日本銀行鹿児島支店サイトより。
  「最近の地元金融機関の貸出動向」。(PDF形式です。しかも、(2)へバージョンアップ?。チクショ~、以下の記述は、「5月9日付」発表資料を基にしているのに・・・・。オノレ!日銀め・・・・)

 “全体の”貸出算高を+4%弱にまで牽引するほどには、この“特需”を、
なんぎんは、活かしきっていないと?

 う~~ん、株主総会での、質問その1?

 
 

2008年6月 1日 (日)

「貸出金利」ネタ(預貸金利ざや)

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 0806013s  夜のコンビニ。夏のお客さま。

  そして、今朝は6月1日、日曜日。鮎解禁日でございます。0806012s
 今年は、さびしい解禁日となってしまったようですが、来年以降は、また例年のような“出水が一番盛り上がる日”が、復活しますように。

 さて、大急ぎで本題。

 日本経済新聞・九州経済欄において、5/20~22に「逆風下の銀行経営 決算
から」という特集記事が掲載されておりました。“銀行オタ”としては、当然
資料として、手元に・・・。(実際は、古新聞なぞ、部屋中山積み状態なので
すが・・・)0806011s_2

 ふと、改めて見て、「????・・・!」。
 「九州・沖縄の地銀19行の07年度の預貸金利ざや」という表。
 記事から、一部引用させていただきます。

『・・・・
  融資先から受け取る「貸出金利回り」から預金に支払う「預金等利回り」を
差し引いた預貸金利ざや。・・・・』
 
 ふ~~ん。

『・・・・
  福岡銀行の場合、貸出金利回りが二.〇四%で、預金等利回りが〇.二五%。
差し引きすると預貸金利ざやは一.七九%となる・・・・』

 そうか?で、福岡銀行の決算説明書を開いて、該当箇所をチェック。ふむ、さすが
日経。各行の決算説明書から、数字をそのまま抜き出すのではなく、独自に計算さ
れていらっしゃるようで・・。

 シカシ!、いや、南日本銀行の預貸金利ざやが「2.66%」は、イカに?0806012s_2
 これでは、九州一“利ざやが大きい”銀行になってしまうぞ・・・。で、私メも、
改めて電卓弾きをしたのですが、そのとおり2.66%。

 またまた、JAバンク鹿児島(鹿児島県信連)平成18年度決算より。
 同じ計算方法で、「預貸金利ざや」とやらを出してみると、1.13%。
 平成19年度は、+0.1%程度だったとしても、約1.2%。      

 う~~~ん。まったく同じ条件の方に対して、お金をお貸しするときに提示する
「貸出金利」は、そんなに違うはずないでしょうから、これは、お金を貸すお相手
が異なる、と解釈すべきなのでしょうね・・・・・、

 デ、とりあえず、ここで投稿。
(自分でも、どういう結論を出したいのか、ちょっと訳解らなくなってきました)

2008年5月30日 (金)

「貸出金」ネタ【対・地方公共団体(1)】

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0805301s  梅雨の合間。自分は、薔薇より、やっぱり紫陽花かな・・・・・。0805302s

 さて、今日を、ちょっとチョット気合を入れさせて頂きます。

 日本銀行鹿児島支店のサイト、5月9日付掲載のレポート
最近の地元金融機関の貸出動向
~ 全国比高めの伸びは地公体向けが牽引、企業向けは不動産業を除けば総じ
て低調 ~
」より(PDF形式です)。
『地元金融機関の貸出残高前年比は、05年頃から増加に転じた後、06年から
伸びを高めている。足もとでは、4%弱と全国(国内銀行銀行勘定+信金ベ
ース)の1%強の約4倍に相当する高めの水準となっている。』

 ハイ、南日本銀行におかれましては、

 平成20年3月期貸出金末残 479,410百万円

   19年3月期比      +6,308百万円 (+1.3%)

 ちなみに、本日、株価900円を奪回してくださった鹿児島銀行、

 平成20年3月期貸出金末残  2,047,089百万円

   19年3月期比     +34,155百万円(+1.7%)

う~~~~ん、『~1%強の約4倍に相当する高めの水準となっている。
~』には、程遠いですよね?
 恩恵を被っているのは、もっぱら「JAかごしま」ですか???????

 申し訳アリマセン。気合を入れた割には、ここで、オヤスミナサイ!で、
あります・・・・。

 今月も、お疲れさまでございました。そして、ありがとうございました。

2008年5月26日 (月)

CalPERS misjudges

0805261s 0805262s

梅雨、間近し。

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 カブ・ドットコム証券のヘッドラインニュースで“カルパースの運用
失敗”という文言をチラッと目にして・・・・。
 「カルパース(カリフォルニア州公務員退職者年金基金)」といえば、
その運用方針、情報開示等世界から賞賛される“先進国型国家ファンド”。
それが“運用失敗”ですか~~?。で、あれこれ、検索。

 ところが、まず最初に見つけてしまったページ。
 ハイ、自分も愛読させて頂いております「本石町日記」さんの、
カルパースと北関東の信金=不動産投資をめぐって
 そのコメント欄より、引用させていただきます
『・・・ビジネスモデルをいかに工夫しても、地方金融機関は収益を生み出
すのが難しい状況だと思います。一方で金融行政は厳格ですから、経営陣は
途方にくれているのが実情だと察します。金利機能の復活を求める声もあり
ますが、それだと財政がもたないかもしれず、ちょっと出口は見当たらない。
磨り減る業務純益に耐えつづけるしかないのかなあと暗い気持ちです』

 ○| ̄|_えええ・・・、これは、はるか3年前、2005年に書かれたコメント
ですよ・・・・。ただいま、2008年・・・。

 で、“悪役”として登場したカルパースとても。
 以下、私の「英文読解」の勉強ネタとして・・・。

 CalPERS misjudges the landscape(Los Angeles Timesより)
(カルパース、“土地”で判断ミス)

The giant pension fund negotiates to prevent a 15,000-acre
Santa Clarita Valley deal from sinking into bankruptcy.
(巨大年金基金が、サンタクラリタバレーの15,000エーカー【約6,000ha】
に及ぶ土地の、破綻防止措置について協議中である。)

SACRAMENTO -- The California Public Employees' Retirement System,
which poured about $1 billion into a troubled real estate deal,
is in negotiations to keep a related loan default from turning
into a bankruptcy.
(サクラメント--カリフォルニア州公務員退職者年金基金は、1億ドルを注
ぎ込んだ土地開発計画について、債務不履行を避けるための手段を検討中
である。 ?)

CalPERS, the nation's biggest public pension fund, and its partners
acquired a controlling interest in 15,000 acres of undeveloped land
in the Santa Clarita Valley early last year, before the meltdown in
the housing market. The land, once owned by Newhall Land and
Farming Co., was appraised at $2.6 billion at the time of the CalPERS
investment but has dropped considerably in value since then.
(わが国最大の公共年金基金であるカルパースとその関連会社は、サンタクラ
リタバレーの15,000エーカーにおよぶ荒地の開発権を、すでに住宅バブルが弾
けていた、昨年初めに取得した。)

Caught in a credit crunch, CalPERS and its partners in LandSource
Communities Development are in talks with a loan syndicate headed by
Barclays Capital Inc. to restructure $1.24 billion in debt. LandSource
received a notice of default on April 22 after missing a payment of
an undisclosed amount, and a Standard & Poor's online newsletter,
citing anonymous sources, predicted that LandSource would file for
bankruptcy this month.
(カルパースとその関連会社である“土地開発公社(?)”と、シンジケート
ローンを組むバークレー株式会社との話し合いによれば、負債総額は1億2400万
ドルに達するという。)

CalPERS President Rob Feckner said he hoped to forestall a bankruptcy
but stressed that "if we incur any losses, they will be minor" because
the pension fund is "very well diversified, in good shape."
(カルパースのロブ・フッカー理事長は、破綻回避に全力を尽くすと述べると
同時に、「もし、多額の損失を被ることとなっても、それは、われわれにとって
は軽微である」なぜならば、われらが年金基金は「良好な分散投資がなされ、
良好な結果を出している」。)

The threat of a loss comes as CalPERS faces a leadership vacuum.
Recently, the fund announced the retirement of its chief executive,
Fred Buenrostro, and the resignation of its chief investment officer,
Russell Read. Officials have said the departures were coincidental
and unrelated to current investment strategies and performance.
(この危機が、カルパース経営陣の空白を招くことになっている。
 最近、最高執行責任者であるラッセル・リード氏の退職、投資責任者で
あるフレッド・ブーンストロ氏の辞任が発表されている。公式には、まったく
偶然なことであり、現在の投資戦略・成績に影響を及ぼすものではない、と
発表されている。)

 1億2400万ドルでっせ!!日本円に換算されてみてください。
 ゼエゼエ・・・・・(=_=)。
「英文読解」のお勉強はここまで・・・・。

 う~~~~ん、この一件は、“汚職”の匂いがするような・・・・。
 この件、本日26日付日経新聞の片隅にも記事になっておりましたが、
続報にも注目されたし。

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