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2010年2月

2010年2月16日 (火)

『人口減少時代における地域政策のヒント』

 春を待つ朝?
 寒いことは寒いのですが、季節はすでに「早春」でしょうか。

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 今朝、お師匠さま、通学途中にご来店してくださりました。
 レジで、ふいと間近に御顔を拝見してしまい、「えっ!」。
  一目瞭然の寝不足顔、青ざめた“壮絶”な御顔・・・。
 「あんまり人前に、出たくないんですよね~~」
 とぼやいていらっしゃいましたが。

 イヤイヤ!あと少し!

 ついつい自分、レジで「押忍!」なんて、言ってしまいました・・。

 今日は、本のネタ二題を。

 コンビニで売れ残っていた週刊誌「SPA!」2/16号、
「過激対談〔ひろゆきVSブログ市長〕」
 の見出しに魅かれて、ついついパラパラと・・・。
 結果、380円ナリで購入。

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 いや・・・、ですから、自分なんざ、竹原信一さんなんて「無視!」
したいのですが・・・・・。

(誌面より、一部引用させて頂きます)
『・・・・・
西村 でも、結果を出せば認められるんじゃないですか?
竹原 そういう部分には興味ないよ。悲しさを消すために仕方なくやり
  続けていることだし。だから私がいなくなった後に社会が少しでも
  良くなっていてくれれば、この切なさのごまかしの材料としても
  上等かなと。だいたい、市長なんてろくなものじゃないよ。

                            ・・・・』

 ・・・・・・・・・・・。

 ハイ、自分、完璧に扶桑社の宣伝に乗せられました。
『独裁者~“ブログ市長”の革命』
 予約注文してしまいました。
(ホントにほんと、ワンパターンですが、Amazonでの紹介は⇒こちら

 もうひとつの本のネタ。
『人口減少時代における地域政策のヒント』
  (牧瀬稔・中西規之編著、東京法令出版刊、定価税込2,310円)
 読了。
                (Amazonでの紹介は⇒こちら

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 これは、自治体関係者向けの本なのでしょうね。
 そう。竹原さんが攻撃対象とする「地方公務員」。
 そのギャップ。

 正直、自分には難しくて、解らない部分が多かったです。
 というより、解らない部分の方が多かった、と正直に書くべきでしょうか。
 そのギャップ。
 「“庶民”は、解らなくて当然。公務員は、解って当然」
 のまま、“見てみぬふり”をして、OK?

 私なりに、印象に残った「ヒント」。
 以前にも書きましたが、
第1章「人口減少危機における医療崩壊と財政危機
            ~銚子市における事例とその後の対応~」

 今度の4月、出水市長選。現職・渋谷さんに対して、対抗馬が立候補される
とのことですが、実は、渋谷さんに対しては、この銚子市と同じ批判をぶつ
けなければならないのかな~~。
(いや、だからといって、対抗馬の方が、即地域医療の問題を解決!とは
ならないと思いますが)

第4章「新しい市民参加型手法で創る特色ある自治体経営
    ~東京都多摩地域(三鷹市・小金井市)における市民討議会の事例から~」

 何度も書きますが、自分、以前は合併協議会の傍聴に欠かさず通い、「〇〇を考え
るシンポジウム」があれば、勇躍足を運んで、質疑応答ともなれば「はい!」と手を
挙げる・・・・・・、そんな“参加”意識のとっても高い市民でした。

 今、「うるせえ~。そんな暇があったら、寝てたいわ~!!」

 イヤ、例えば、職場の同僚の方々、コンビニへ毎日欠かさずいらっしゃってくださる
お客様の方々が、“気軽に”参加できる「市民参加型手法」とは??

 自分にとって、尽きぬ課題です。

第8章『離島「海の士(もののふ)」の挑戦
         ~島民一体で考え実施したこと~』

 わが雇用主さまである、コンビニオーナー殿が、話してくださりました。
「例えば商店街の空き店舗に、大学生に住んでもらって、いろいろ挑戦してもらおう」
 という構想。

 実は、島根県隠岐郡海士町に先例があるのかな・・?
 もちろん、海士町は離島ゆえ、「住んでもらって」ではなく「夏休み等に、島に長期
滞在してもらって」なのでしょうが。

 ところが、ふいと気がついたこと。コンビニオーナー殿も私も40代前半。
 自分らが学生時代の思い出、
 「学生は、ヒマ。確かに、お金はないかもしれけれど、割のいいバイトにありつける」
 という先入観から抜け出せないのかな・・・・。

 今どきの大学生って、どれだけ“遊び”に費やせるエネルギーが残っているのでしょうか?

 あっ、ついつい長くなってしまいました・・・・。

 今夜も夜勤、がんばります。

2010年2月15日 (月)

地域医療も「Smart Decline」の時代へ?

 2月15日。今日は年金支給日。
 エイヤッ!と起きて、気合十分。勤め先へ“応援”に行った
のですが、あれれ・・・・お客様、スクナイ・・・・〇| ̄|_。

 さて、お二組から頂いた「バレンタインのチョコレート」。
 

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 ありがとうございます。早速、頂いております。
 そして、男性への手軽な贈り物としての、靴下。
  そう思うと、これほど適切なものはないですね。
 (・・・とはいえ、私、バカの大足・・・)

 さてさて、地域医療を考える・・・・・。

国保水俣市立総合医療センター
 が公表されている、
「公立病院経営改革プラン」(Pdf形式です)に、

*救急医療体制への取り組みと実績
  が掲載されております。

 それによれば、平成19年度、
 救急医療に従事する者として(つまり、一晩病院内で待機するという
意味ですよね?)、
 医師1名、看護師5名の従事者6名。
「オンコール」(つまり、電話一本で病院に駆けつける体制という意味
ですよね?)、
 医師40名、看護師6名、検査技師1名、放射線技師1名、薬剤師1名の計49名。
(お医者さんは、勤務する方全員「オンコール」という計算になりますが)

 それに対して、平成19年度実績として、
  患者延数8.060人、うち入院となった人1,418人。

 電卓を弾いてみます。÷365で、
 1日あたり平均、患者数22.1人。入院者3.9人。

  時間外に、これだけの患者さんがいらっしゃると・・・。

「救急医療体制への取り組みと実績」と同じページに
*手術麻酔の実績
 も掲載されておるのですが、平成19年度は1,848件。
 一日平均とすると5.1件。

  こんな数字だけ抜き出してみても、読みづらいだけなのでしょうが、
 確かにかなりハードでありそう・・・・と、素人の私は思います。

 さてさて、ひるがえって、鹿児島出水。出水総合医療センター。
 もちろん地元市民の願いとしては、上記水俣に負けない陣容の救急医療体制の
再構築を、ということになるのでしょうが、
 
 それは現実不可能である。              ?

 なら、地域医療機関として、地域においてどういう役割を目指すべきなのか?

 伊関先生の著作をはじめ、種々読んでおるつもりですが、
 “再生”したとされる(イヤ、まだまだ試行錯誤中なのでしょうが)地域医療機関
は、まず過去の偉容に囚われない、そして、「救急医療体制」は縮小する・・・
                 というのが、定番であるように思われます。

 より広域的な地域医療圏において、出水総合医療センターがどういう役割を
担うのか?

 なかなか、口に出しづらいですよね。

   地域医療も「Smart(賢く)Decline(衰退する)」の時代?。

2010年2月14日 (日)

うつらうつら・・・・

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 昨夜は、「あっ、明日、走る方だな」と一見して解る方々が、三々五々、ご来店。

 不況といえども、日々地道に練習に励み、全国各地の大会に出場される市民ランナーの方がいらっしゃること、一点の句読点。

 ・・・・・・・・・・・

 スミマセン。「フルマラソンは、9時スタートです。市民の皆さま、応援を~~」という、広報車からのアナウンスを、寝床でうつらうつらしながら・・・・・。

2010年2月13日 (土)

“あの”夕張が、「常勤医1人に」ですか~!!?

 久しぶりに、勤め先の宣伝を。m(__)m
 “指宿商業高校発案”!
 『芋Deシュー』(\130税込)

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 はい、こりゃあ、同じ「市立」商業高校として、出水商業の
さらなる発奮を期待させて頂きます。

 酒断ち中、めずらしく熟睡できました。

  結果、「おい!もう、こんな時間かよ~~!!」

  大急ぎで。

 検索していて、ふと目に止まったブログ。

北海道の僻地医療

 2/5付「ちょっとびっくり
 「夕張診療所、4月から常勤医1人に」なのだとか。

 実のところ「夕張診療所」と読んでも、最初はピンと来なかったのですが、
   あの!全国の地域医療の星!医療法人「夕張希望の杜」が運営する診療
所のことなのですよね・・・・・。

(一部ブログより引用させて頂きます)
『・・・・
夕張市は過疎化が進むとはいえ、人口は1万人いて、高齢化率は40%を超えているわけで、
この状態ではしっかりとした地域医療が守れない気がします。在宅をやるといっても現在
100名近くの在宅患者さんがおり、一人では出来ないわけだし。もちろん救急は受けれませ
んね。特別養護老人ホームやグループホームへも回診に行っていますし。
このような状態になってしまったのはある意味行政の責任が重いような気がします。
当初は赤字補填をすると口約束していたのに、それを実行せず、夕張希望の杜に負担を押し
付けた格好です。
村上先生のことですから、医師募集をすればまた新しい医師は来てくれるのでしょうが、経
営難からそれもできないとのこと。
このことは村上先生流の行政へのプレッシャーだと思います。
こういう状況を見て夕張市はどう判断するのか。』

えらいこっちゃ~!!と思ったのですが、ブログ主さんは冷静に分析されていらっしゃって、

 なるほど、「村上先生流の行政へのプレッシャー」ですか・・・。

 その続報。
  2/12付『「ちょっとびっくり」のあと』。
(また、一部引用させて頂きます)
『・・・・・・
2月8日に夕張市長と村上先生の間で話し合いがあり、夕張市長は病床19床と老健40床の維持
を改めて要請したようです。その分ちゃんと財政的支援をするという約束もしたようです。

また夕張市は4月以降の医師確保にも協力すると述べたようです。 
                                   ・・・・・』

 さて、ひるがえって、鹿児島出水。医療現場に従事する方の意見をふまえての議論が行われて
いるのやら・・・。
 
 
  

2010年2月12日 (金)

「義理チョコ」、m(__)m

 まだ“酒断ち”は、継続できております。
 不思議なもので、最初飲んだ時は「なんだこりゃあ~、マジぃ~!!」
だった“ビール風炭酸飲料”が、今では晩酌の楽しみ・・・・・・

 さて、いくたびか拙ブログに登場して頂いた“憧れの女性”から、
昨11日、「14日には渡せないと思うから」と。

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 ひたすら申し訳ない気持ち・・・・。
 小声で話してくださりましたが、
「14日が日曜日だから、職場の方には知らぬふりをしようかな~と思った
んだけれど、それもね・・・。でも、お金を計算してみたら、えっ!って、
なっちゃった・・・」。

 はい。ホワイトデーには、私からは、せめて“3倍返し”を。

 さてさて、「出水の地域医療」を考える、という本題。

  ・・・・・・・なかなか。

 寝酒代わりに、只今読んでいる本、
『人口減少時代における地域政策のヒント』。

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 その第1部第1章が、
『人口減少地域における医療崩壊と財政危機
     ~銚子市における事例とその後の対応~』。

 私もいくたびか、この千葉県銚子市における市立病院閉鎖、そして、
その後の市長リコール問題を取材した記事に目を通してきたつもりだった
のですが、この本のこの章が、一番解りやすいかな・・・・。

 いやいや、これまで解らないながら地域医療について“勉強”(笑)して
きて、ようやく、やっと、ここまで到達したというべきなのデショウカ・・・・。

2010年2月11日 (木)

私が「出水の地域医療」を考える(1)

 春を呼ぶ 雨に濡れたり 旗はまた 午前3時の 夜風になびく

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 酒断ち三日目。身体も頭も“空転しまくり”という感じです。
 で、なかなか寝付けない・・・のが、ピンチ・・・・・。

 さて、本題。
 『地域医療~再生への処方箋~』(伊関友伸著)を読み終わった
ことを受けて。
 月曜日は市役所へ行って、平成20年度病院事業決算書をツラツラ
と小一時間眺めてみて・・・・・。

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 ここ数日、思わず口ずさんでしまうのは、
  ♪まだまだ探す気ですか?
    それより僕と踊りませんか?
     夢の中へ 夢の中へ
      行ってみたいと思いませんか?
               (「夢の中へ」井上陽水)
 先月見た映画「今度は愛妻家」で、挿入歌として幾度も登場した曲
であるのですが・・・。

 ご存知な方は、ご存知な数字だと思いますが、
 平成20年度末現在の時点で、出水市総合医療センターに在籍される医師
の方の内訳。

 内科   3名
 外科   4名
 産婦人科 1名
 小児科  2名
 整形外科 3名
 脳神経外科3名
 眼科   2名
 麻酔科  2名
 泌尿器科 3名
 放射線科 1名   計24名

 もちろん、これは「平成20年末」、つまり昨年の3月31日現在の数字であって、
平成21年度中の約1年間で、すでに若干変動しているとは思います。
 とはいえ、あの米ノ津川河口に聳え立つ偉容に比して、中身は空っぽに近い
状態が続いている、と素人である私をして書かせて頂きます。

(いえ、もちろん「医師が24名も居りゃあ、十分じゃないさ」と思う方もいらっ
しゃると思います。現に“地域医療”に関心を持つ前の私なら、そう思っていた
はずです。)

 これが、いざとなったら頼りになる大病院・・・・。

『救急医療
二次救急医療については、出水総合医療センター、高尾野医療センターで対応していますが、
同時に、当直医師の負担軽減のため、平成19年4月から平日の内科系夜間輪番時に、出水郡医
師会の先生方に初期救急対応の支援を、また、小児救急については、別に医師会の小児科の先
生方に、土曜日、日曜日、年末年始の夜間の支援等をいただいており、今後も、出水郡医師会に
応援医師派遣の協力を要請していきます。
また、救急外来受診者数は平成19年度以降減少していますが、依然として軽症の患者が救急
医療を受診される傾向があるため、かかりつけ医や当番医を受診されるよう、市民に啓発を行って
いきます。』
      (出水市病院改革プラン 平成19年~平成23年度)

 昨年2月に開催された講演会で、確か病院長が「1.5次救急医療を担い云々」と発言されて
いたような・・・・。
 コンビニで店番をしていれば、表の通りを救急車がサイレンを鳴らしながら走って行くのを
何度を目にするわけですが、その救急車の搬送先はどこよ?というと、極めて厳しい現状である
と、認識しなければなりません。
(いえ、これは、私ごとき独り者よりも、家族・親族が多数いらっしゃる方のほうが、より切実
に実感しているはずです)

出水総合医療センター
 のサイトに対して、近くの町の大病院として、例えば、
国保水俣市立総合医療センター
人吉総合病院
 のサイトとを、見比べてみてください。

 確かに「全国的な医師不足」という問題はあるにしろ、それぞれの町で“濃淡の差”がある
現実。その原因を深く掘り下げていく議論が必要です。

 そのために、一昨年・昨年と「出水地域のこれからの医療を考える」と題された公開講演会
が開催されたのであり、「今年も、あるんじゃないのかな~?」と、私は思っておりました。
 ところが、病院決算書とともに眺めた議会議事録に、ある市議さんが「今年も、地域医療を
考える公開講演会を開催する意志はないのか?」という質問をされて、市当局側が「開催する
考えはない」旨の答えをした部分を発見。

 実は私、これは市当局の判断に賛成。
 “なんとかの顔も三度まで”?。また外部から講師の方を招請して“ためになる”お話を聴
いて、拍手パチパチ・・・で閉会というパターンからは卒業しましょうヨ。
 昨年は、伊関先生の提案による、「医師招請」の署名活動が実施されました。講演会から、
具体的な活動が生まれたことは、及ばずながら賞賛させて頂きます。
 とはいえ。伊関先生の提案の趣旨は、署名活動を通して、さらに議論の輪が広がり、地域医療
を守ろうという日常活動が誕生していくべきである、であったはず。

 はい、自分がひたすら、ねぐら⇔コンビニを往復しているだけの生活で、地元のニュースに
まったく疎い身であること、認めます。
 しかし、そんな「出水地域のこれからの医療を考える」議論、あるいは動き、なんらかある
のでしょうか・・・・・・。

 押忍。私が「出水の地域医療」を考えてみます。(つづく、予定)

               ・・・・・って、「Economic Gardening」は?
                        というツッコミは却下!!です。

     
        

2010年2月 9日 (火)

3月12日まで“酒断ち”

 久しぶりに。しだれ梅。

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 本日、私の一大宣誓。

 今朝、久しぶりに“お師匠さま”、ご来店。
 ようやく、受験大学をお伺いすることが出来ました。

「前期は、満点を目指して、〇〇大学です。後期は、△△大学にしました。」

「そうですか。自分は、お師匠さまの実力を信じて、断酒をします。
            合格発表の日、晴れて、酒を飲ませてください。」

「それなら、早く決めてしまわないと、いけませんね」

 ということで、3月12日まで“酒断ち”です。

(・・・〇〇大学って、旧帝大ナンバーじゃないのかい・・・?
 という不安を抱きつつ調べてみると、
  二次試験科目が「英数理」の3科目で、
  センター試験と二次試験の配点割合が、400:450。)

 お師匠さまの、逆転勝利を信じます。

 下の写真は、その数学の問題。

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 ・・・・・・log・・・・・・(~_~;)

 で、買ってきてみたのは、“ビール風飲料”。

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 飲みかけの焼酎「飫肥杉」は、ここは捨ててしまえ~!!とも思ったの
ですが、今度はバッカスの神様から罰を受けることになりそうなので、冷
凍庫へ。

 

2010年2月 8日 (月)

で、さて、「病院、どうしたらいい、と思う?」

 本日、読了
『地域医療 ~再生への処方箋~』
 (伊関友伸著、ぎょうせい刊、定価2,190円+税)
        Amazonでの紹介ページは⇒こちら

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 で、さて、
 「病院、どうしたらいい、と思う?」

 答えを求めて・・・・・・・。

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♪探しものは何ですか?
  見つけにくいものですか?
   カバンの中もつくえの中も
    探したけれど見つからないのに♪
       (井上陽水「夢の中へ」より)
        

2010年2月 7日 (日)

「図書館の開館時間」考・・・

 広瀬橋の上で立ち止まって、荷物を下ろして、デジカメを構えて・・・。

  ・・・・・・・やっぱ、寒いっす!!

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 青空文庫より、またまた太宰治の作品を引用させて頂きます。
『・・・・・・・
 鴎外だって、嘲(あざけ)っている。鴎外が芝居(しばい)を見に行ったら、
ちょうど舞台では、色のあくまでも白い侍(さむらい)が、部屋の中央に端坐
(たんざ)し、「どれ、書見(しょけん)なと、いたそうか。」と言ったので、
鴎外も、これには驚き閉口したと笑って書いて在った。
 諸君は、いま私と一緒に、鴎外全集を読むのであるが、ちっとも固くなる必
要は無い。だいいち私が、諸君よりもなお数段劣る無学者である。書見など、
いたしたことの無い男である。いつも寝ころんで読み散らしている、甚(はなは)
だ態度が悪い。だから、諸君もそのまま、寝ころんだままで、私と一緒に読むが
よい。端坐されては困るのである。
                             ・・・・・・』
                          (「女の決闘」より)

 実は、「どれ、書見など、いたそうか」というシーン、別の作品で冒頭使われ
ていたように思い出したのですが、見つけられず・・・・・。

 本日、出水市音楽ホールで開催されているという、
「読書活動日本一のまちづくり推進大会」に敬意を表して、昨日の続きです。

 正直、「読書」ごときで「~~大会」、に(太宰治のマネをして)閉口(笑)。
 「読書」を、そんなご高尚なものに崇め奉っちゃあ、イケマセン。

 私だって、今日は寝床の中で、目覚めのために『地域医療~再生への処方箋』
をパラパラと10ページほど・・・・。
 「読書」なんて、そんなもん。

 とはいえ、あくまで独断と偏見ですが、確かに「活字を読む習慣がない」人が
増えているのでは?と思います。
 それは昨日書いた私の持論からすると、「読む」習慣がない人は、「考える」
習慣も希薄である・・・・。
 それは、「市民一人一人が主役となる」前提が崩れつつあることであり、それ
は民主主義にとって大きな危機である!・・オッホン・・・・(笑)

 そこで思い浮かんだのは、自分、最近まったく利用していないので、恐縮な
限りなのですが、
        図書館。

 改めて調べてみると、
出水市立中央図書館の開館時間、火~金曜:午前9時~午後8時、
             土・日・祝日:午前9時~午後6時、
                月曜休館
 と、地方の公立図書館としては、十二分の健闘されているのでしょう。

 とはいえ、現実、新聞の購読料すら切り詰めている世帯も、確かに多い。
 そんな方でも、出勤前にその日の朝刊をさっと読めるためには、午前6時半
ぐらいから開館していればなぁ~~(決して、大きな声では言いマセン)。
 そこで、同時にパンとコーヒー程度の朝食を食べながら・・・・なんて、
出来たらドウデショウ・・・・・。

 夜は、午後10時?、午後11時?くらいまで?
「テレビを見る代わりに、図書館へ」あるいは
「パチンコする代わりに、図書館へ」・・・・・・?

 いやいや、実際にそれだけの経費をかけたからといって、こんな私の期待
どおりに利用者が増えるわけでなないのでしょうが。

 で、グルリと回って、「私にも出来ること」を考えるハメに・・・。

 そうか、自分が読んだ本の書評は、しっかり拙ブログに書くことにしましょう。
 少しでも、「私も、読んでみようかな」と思って頂けるように。

2010年2月 6日 (土)

「読む」ことは、お腹は減るし、疲れもする・・・

 おかげさまで、忙しい金曜の夜でした。
  で、寝待の月。

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 さて、明日日曜日は、出水市音楽ホールにおいて
『平成21年度読書活動日本一のまちづくり推進大会』
 という催しが開催されるとのこと。

 及ばずながら、私も「読む」ということで一筆を。

 何度も書いているネタですが、「〇〇を考えるシンポジウム」と題された
催しがあれば、最後の締めの発言は、ほぼ100%決まって、
「市民一人一人が、主役。皆さんが主役となって、考えていきましょう~!」
 という趣旨。
 うん、そうだ、そうだ、デ、拍手パチパチ・・・・・で閉会・・・・・。

  とはいっても、「考える」ことも、楽じゃあ、ありませんって。

 またまた、独断と偏見で書かせて頂きますが、

 「考える」ことの、まず基本は「読む」ことである。

 まず第一に、「読む」ことは、お金がかかる。
 マイカー・携帯電話に背を向けて、気がつけばAmazonで本を買い込んでし
まう私が“変人”なのであって、大方の人にとって、一冊数千円もする本は
“お高い”というのが実感と思います。
 端的には、一月3千円程度の新聞購読料。正直、自分なんぞでも、それに
見合った情報量を新聞から得ているかな~~と、ちょっと疑問。
(家に溜まった古新聞を、処分しなければならないし・・・・)

 とはいえ、エイヤッ!といくらかの出費を決意して、一冊の本を手にする
醍醐味。そして、読み進めていく妙味。

 「読む」ことは、すなわち、お金がかかる(つまり「考える」ことも、タダ
じゃあない)。

 第二に、「読む」ことは、お腹は減るし、疲れもする・・・。

 座るなり、寝ながら本を読むなんて、まあ、熟睡するための予備作業とも
言えますが、一冊きちんと読むぞ~~と思えば、意外とお腹は減ってくるもの
ですし、結果、グタ~~ッ、と疲れた・・・・となる時も、しばしばあります。

 「読む」ことは、すなわち、労力を要する。

 したがって、「考える」ことも、本来多大な労力を要することであり、
結構難しいものであります。
 その「考える」という行為を、日常生活の中に、どう組み込めるのか・・・?

    (あっ、今日は、時間切れ。たかが、この程度の文章でも、考え込んでしまう
          
                               頭の悪さ)

 

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